当店でお取り扱いをさせていただいている「宇陀米」。
先月田んぼを見学させていただきに行ってきました。
宇陀市は標高400mの中山間地で、気候が新潟県魚沼に酷似しているためおいしいお米が作れるとのこと。
他地域からの流入がない山からの湧き水だけを使っていることもおいしいお米を作れる理由だそうです。
また、土は鉱物を多く含んでいるのでミネラル分が多くお米だけでなく野菜なども
美味しく育つのだとか。農薬、化学肥料も県の慣行基準の半分以下に抑えて栽培しているそうで田んぼには小さなお客様も(笑)
おいしいものがたくさん作れる宇陀市には移り住む方もいて、たくさんの方が助けあい連携して宇陀市のいいものを伝える努力をされています。
今回はお米を刈った後にする作業も見せていただきました。
収穫したばかりの籾には水分が含まれる為、大きな乾燥機で適切な水分量にします。
大きな乾燥機は全てのお宅にあるものではなく、持っている方のところに収穫した稲をもってきてしてもらうそうです。
乾燥した籾は籾すり機で籾殻をとりのぞくのですが、大量にでる籾殻が小屋の外で山になっている風景はこれだったのか!と知りました。
たくさんの方が丁寧に手をかけて作った「宇陀米」は生産者たち自らがブランド米にすべく働きかけているめずらしい形とのことでした。
間もなく当店に並ぶ「宇陀米」の新米。
生産者さまのお話を聴き、作業を見せていただきお米のありがたさ、育てる大変さを知る機会をいただけ、これまでより一層お米を大切に食べようと思いました。