【イオンモール堺北花田】秋に読みたくなる本、集めました。｜MUJIBOOKS

　秋色に染まる紅葉を楽しむのもつかの間で、秋の景色はすぐに色あせていきますね。秋というのは短く儚くとても美しいものです。

　１冊の本から“ずっといい言葉”を紹介します。

「無窮の彼方へ流れゆく時を、めぐる季節で確かに感じることができる。自然とは、何と粋なはからいをするのだろうと思います」
（p.28　文春文庫／星野道夫）
 
　季節を感じながら思いにふけることで、自分の内なる気持ちや懐かしい思い出に気づくかもしれません。

　私は幼い日の秋の夕暮れを思い出しました。オレンジ色の夕暮れどき、土手の上で習い事が終わって母の迎えを待っていました。鮮やかなオレンジ色と少しひんやりとした空気に少し心細かったのですが、母の運転する車が遠くに見えたときの何とも言えない安堵感。心細さと緊張できゅっと固くなっていた身体が、ほわっと解き放たれる感触が懐かしい。何でもないような思い出が、なぜか鮮明に私の中に刻まれています。思い出というのは、ふとした瞬間に出てくるものですね。


■人と物シリーズ通常版
 
　MUJIBOOKSからも『人と物シリーズ』に新刊が登場です。『人と物シリーズ』は随筆家、詩人、科学者、映画監督など、ジャンルを問わず、くらしを見つめた文筆家を取り上げ、複数の短編を集めて1人1冊の仕立てに編集した文庫本です。本人の愛用品を写真の収めた「くらしの形見」、巻末には、ゆかりのある人物について解説した「この人・あの人」を収録しています。

『人と物13　小泉八雲』
『人と物14　芹沢銈介』
『人と物15　星野道夫』
各　消費税込550円　


■人と物　特装版
 
　また、数量限定で人と物シリーズ特装版も入荷しています。「小泉八雲」「芹沢銈介」「星野道夫」の3冊をオールカラー印刷で、6種類のコシャー箱に詰めました。プレゼントにもいかがでしょうか。

『小泉八雲』オリジナルカバー　2種類
『芹沢銈介』オリジナルカバー　2種類
『星野道夫』オリジナルカバー　2種類
各　消費税込3,000円


　今月のOpenMUJIは秋に読みたくなる本を集めました。
   
　秋を感じる絵本や料理の本をテーブルに、文庫本を入口部分にそろえています。

　みなさんのお気に入りの本が見つかりますように。秋の空気を感じながら、読書を楽しんでみてくださいね。

　
　少しの言葉でモノ本来のすがたを伝えてきた無印良品は、生まれたときから「素」となる言葉を大切にしてきました。本は「素の言葉」の宝庫です。イオンモール堺北花田MUJIBOOKSでは、長く読み継がれてきた本をあつめて、これからも本のあるくらしを提案します。
 
無印良品　イオンモール堺北花田　 2020.10.07