【イオンモール堺北花田】“チリモン”を探そう！瀬戸内海編｜さかな屋のはなし#16

　チリモンとは、“チリメンモンスター”を略した言葉で、『ちりめんじゃこ』と一緒に入っている小さな生き物たちのことです。例えば、魚のこども・タコやイカ・貝の仲間・エビやカニ・クラゲやヒトデなど、いろいろな種類があります。
　名付け親は“きしわだ自然友の会”の方々です。親しみやすい名前は、なんてセンスがいい呼び名なんだろうと感心します！

■店頭でチリモンさがし

　チリモンを『ちりめんじゃこ』の中から探し出すことを“チリモンさがし”と呼びます。
　前回の“チリモンを探そう！太平洋編”では『いわし』『あじ』『いか』が見つかりました。
　今回の瀬戸内海には、どんな魚たちがいるのでしょうか。

　では、今日も店頭で“チリモン”を探そう！
　パックや袋をよ~く見ると、見つかりますよ。
  　前回と同じ、狙っていた『いわし』。
  　続いて『あじ』。
  　足の数が見えないのですが『たこ』か『いか』です。姿と色が違うので、2種類いそうです。
  　小さくてもそれぞれの姿の『えび』が3種類です。
    上や下を向いていますが、これは『かに』。
  　たぶん『えそ』です。
  　『べら』は、生まれたてはみんな雌で赤い体をしています。
  　『こばんざめ』？かと思われますが、小さすぎてわかりません。
  　『たつのおとしご』も見つかりました。

　住んでいる海域によっていろいろなチリモンと出会えるので、産地にこだわって選ぶのも楽しいですよ。

■おまけの情報 　広い海の中で、あんなに小さな『ちりめんじゃこ』をどのように漁獲しているのか不思議に思いませんか？

　今日もお魚が大好きな鮮魚担当・岩切さんに教えてもらいましょう。

　「食卓に並ぶような大きさの魚を獲る大きな網の目では泳いで通り抜けてしまいますから、『ちりめんじゃこ』には目の細かい網を使います。イメージは虫取り網のようなものです」

　「いわし類の稚魚が集まる場所を選んで採取するので、大きな魚はいっぱいかからないですよ。それでもかかった場合は、おいしくいただきますが。
　いわし類と同じ海域を泳いでいる他の小さな魚が“チリモン”なんです」
  　今日の『ちりめんじゃこ』はこちらに置いています。

香川県産『ちりめん(小魚混じり)』100g 消費税込298円

　牛乳と共にカルシウムを多く含む食品の代名詞ともなっている『ちりめんじゃこ』。今日もおいしく元気にいただきます！
 
  無印良品イオンモール堺北花田　2020.07.09