少しずつ秋めいてきた近頃の鴨川です。日本各地でおこなわれる秋祭りのお話も耳にするようになりました。
みんなみの里のある長狭平野の真ん中に位置する吉尾地区でも9月28(土)、29日(日)の両日秋祭りがおこなわれました。
この地区にある吉保(きっぽ)八幡神社に山車や神輿が集まり、日頃の感謝と豊作を願います。
例年二日目の午後には流鏑馬神事がおこなわれてきました。ここ数年はコロナの影響もあり中断していましたが、昨年復活。今年も多くの皆さんがおこしになりました。
こちらの流鏑馬神事は翌年の稲作を占うもので、田んぼの中に設置された3本の的(早稲、中稲、晩稲)に目がけ、馬を走らせながら矢を放ちます。これを3回おこないます。
第一走目は3番的の晩稲に矢が命中。ど真ん中に矢が刺さったので、観客から拍手と歓声が湧き上がりました。
禰宜(ねぎ、騎手)の吉野さんは笑顔で馬をねぎらっていました。
その様子を見ながら、今年は幸先が良いなと第二走を待つことに。
第二走目は3つの的全部に矢が当たり、神社周辺は大拍手で最高潮に。
第三走目は1番的と3番的に矢が当たり、今年の流鏑馬神事は素晴らしい結果となりました。
来年の長狭平野は豊作ですよ。
「吉保八幡流鏑馬神事(きっぽはちまんやぶさめしんじ)」
鎌倉時代に始まったとされる神事。
このあたりを治めていた正木氏につかえる武士の腕前上達を目的として始まり、やがて主な農作物であるお米の作柄を願うものへと変わっていきました。
もとは9月28日におこなわれていましたが、現在は9月最終日曜日におこなわれています。
千葉県指定無形民俗文化財。
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