【みんなみの里】本を読むこと | MUJIBOOKS「里山良本」
みなさんこんにちは。里のMUJI みんなみの里のBOOKS担当です。
梅雨真っ只中の里山ですが、今年は天気予報の傘マークが少なく、晴予報が続いています。
日照が多いことで甘味を増して成熟が進むフルーツ類、水が命で不可欠の稲作、今年の空梅雨はどちらに恵をもたらすのでしょうか。
神のみぞ知ることの行方を見守っていきたいと思います。
さて、本日ご紹介するのは絵本作家・安野光雅さんの古今東西の書物にまつわる解釈や感想、書評が綴られている評論集です。
評論集といってもお堅いものではなく、しっとりした語り口でサラリと読める良著だと思います。自身の経験や時事ネタと絡めたものも多く、半分評論、半分自伝のような感覚でしょうか。
著者の知見の豊かさと読書の幅広さは驚きです。ご高齢にもかかわらず、これだけの著書を書き下ろすエネルギーと情熱には敬服します。
「あとがき」で現代人が自分で物事を考えなくなったのは本を読まなくなったことが原因ではないかと心配していたのが印象的です。
ぜひ90歳の安野氏のみずみずしい一冊を手にとってみてください。
書籍名 : 本を読む
著者:安野 光雅
発行所:山川出版社
定価 : 1800円+税
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