みなさんこんにちは。里のMUJI みんなみの里のBOOKS担当です。
カフェのテラスから見える里山の風景は梅雨入り間近の霞の中。川沿いを歩き水面にふと目をやると、こんこんと流れる豊富な水が秋の豊作を約束してくれてるように見えます。
カフェ&ミールではランチメニューを豊富にご用意しております。初夏の香り感じるテラスランチがおすすめですよ。ご来店をお待ちしております。
さて、本日のご紹介は、石井好子さんのレシピに水森亜土さんのキュートなイラストをつけた料理絵本です。
これはもう世界で一番実用的でキッチュなレシピ本といってもよいと思います。
この絵本には料理の写真は1枚もありません。あるのは亜土さんのイラストのみ。あとがきの中でお母さんが「なんでも写真に撮っちゃダメよ」「ほんとの姿は自分の中にあるはずよ」という教えが深いです。料理の写真は一切撮らず、目でシャッターをきった料理たちは写真以上に生き生きと描かれています。
つくる人、食べる人の小さくてかわいらしいイラストは、つくってみたい、食べてみたい、うきうきワクワクと膨らむ想像とは対照的です。
卵ひとつ、お米1カップ、おイモひとつ。手のひらにおさまる"しあわせ"の結晶はちょっと手間をかけた分、少し大きくなるんですね。
書籍名 : 料理の絵本 完全版
著者:石井 好子・水森 亜土
発行所:文藝春秋
定価 : 780円+税
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