みなさんこんなちは。里のMUJIみんなみの里のBOOKS担当です。
ここ里山では暑さのピークが過ぎて残暑は残るものの少しずつ秋の足音が近づいてきています。
新米売場が広がり、こしひかりを始め、いろんな品種が所狭しと並んでいます。
一番人気の長狭米もたくさん揃っておりますので、ぜひ農産品売場へお越しください。
ツヤツヤ、ホクホクの新米の香りと食感をお楽しみください。
さて、本日ご紹介する本は角田光代さんの季節ごとの思い出の食べ物にまつわるエッセイです。
超偏食な少女が今はこんなにもいろんな食べ物を語れるようになったというのがまず印象的です。昔嫌いだった物がちょっとしたきっかけで美味しいと思える瞬間がたくさん書かれていて、思わず膝を叩いてしまいました。
食についてのエッセイは人生のバックボーンが浮き彫りになりますね。これまでの作品に登場した食べ物もちらほら見られ、作品が作者の体験と密接に関わっているように感じられました。このような食エッセイは作者の偏愛っぷりが伺えるのもまた楽しいです。
やっぱり仕事として言葉を操る人が綴るとなんてことない食材がすごく魅力的に思えます。そして季節の物をその季節に食べるってやはり格別な事なんだと改めて認識しました。
料理への探究心の追求は、何事でもいつからでも始めるのに遅くない。そう思える読了感でした。
書籍名 : 今日もごちそうさまでした
著者 : 角田 光代
発行所 : 新潮社
定価 : 520円+税
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