みんなみの里では、さまざまな商品をとりあつかっています。
その中で今日は、ニホンミツバチ専用の巣箱についてお伝えしたいと思います。
この巣箱、とても考えられた構造なんです。
まずは、底板の上に基台という土台部分、その上に三つの重箱。
さらにその上に、中蓋がついた上蓋と、とても凝ったつくりです。
では、なぜそのような複雑な構造なのかというと、その重要なポイントは、基台に作られたニホンミツバチの出入口です。
ミツバチは、ときにオオスズメバチなど、大きく凶暴な蜂に襲撃されることがあります。
しかし、このような巣箱の場合、それらの蜂が巣箱の中に侵入できない高さなのです。
小柄なニホンミツバチなら、なんなく通れる高さの出入口。
襲撃を受けても、巣箱の中で女王蜂と子ども達を守ることができます。
ニホンミツバチは、その名のとおり昔から日本にいる野生のミツバチ。
江戸時代には、ニホンミツバチの養蜂がおこなわれていた、という記録があります。
日本中の野山に生息して、季節の花々から蜜を集めています。
いろいろ飛びまわっているおかげで、自然と受粉され、たくさんの花々が咲いてくれるというわけです。
現代では、大都市の中にも生息しているようですね。
イチゴハウスなどで見かけるのは、セイヨウミツバチです。
野生化できないセイヨウミツバチは、ハウスの中で飼育されています。
ところで、ミツバチが蜜を集めている理由を知っていますか。
ミツバチは、寒い冬を巣箱の中で過ごし、その間は集めた蜜を食べて生き抜き、じっと春を待ちつづけます。
つまり、人間はミツバチにとって貴重なご飯をもらっているのです。
有難くいただかなければいけませんね。
みんなみの里のコスモスガーデンでも、ミツバチが飛びまわっていますよ。
里のMUJI みんなみの里