見た目が特長の、小さな粒の山ぶどうがお店に出てきました。
日本の在来種として、山奥に自生する山ぶどうの果実は、完熟すると漆黒に近い濃い紫色に染まります。
その味は、甘味も強いけれど酸味も強い、まさに野生の味を感じさせてくれます。
また、そのまま食べることもできますが、ジュースやジャムなどに加工するのに向いています。
あとで加工しやすいように、山ぶどうジュースの原液をつくっておくと便利ですよ。
原液のつくり方は次のとおりです。
きれいに水洗いした山ぶどうを房からはずし、鍋に入れて火にかけます。
弱火から中火で加熱し、アクをとりながら10分ほど煮ます。
このとき、沸騰すると雑味が出ておいしくなくなるので、けっして強火にしないよう注意してください。
ボールの上にさらしをかけたザルを置き、そのザルの中にやわらかくなった山ぶどうを入れ、木杓子でつぶしながら濾します。
その濾した山ぶどうの液体にレモン汁を加えて色を落ち着かせます。
これが山ぶどうジュースの原液です。
発酵しやすいので、必ず冷蔵庫で保存してください。
この原液を水や炭酸で割ったり、ジャムをつくったりと、いろいろ試してみてください。
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