ここ数日、12月とは思えないほどの暖かさですが、その影響なのか、お店には本来ならば春に顔を見せる農産物が、以前にも増して次々と出てきているようです。
近頃のお店の様子は、晩秋の農産物と冬の農産物に加え、春に旬を迎える農産物と、少し奇妙な同居生活をしています。
そのなかでも、春の里山の山菜である「セリ」が、お店に出てきました。
セリは綺麗な水辺でしか育たない繊細な山菜で、昔は小川や池の岸辺に自生していましたが、護岸工事などでコンクリートに覆われた川では、セリの姿を見ることが出来なくなっています。
いつもご紹介していますが、長狭平野は稲作中心の場所なので、あちこちにある田んぼの畔などに、今でもセリが自生しています。
嶺岡山系のミネラルをたっぷり吸収して長狭平野に流れる水が、どれほど綺麗で貴重なものか想像できると思います。
セリの香りには、解熱作用や胃腸を整える働きがあり、そのため春の七草の代表的な存在です。
暮れからお正月にかけての暴飲暴食に疲れた胃腸を癒すには、ありがたい食材というわけです。
また、風邪に対する抵抗力や貧血予防もあり、ここ数日のような寒暖の激しい日々には積極的にとりたいものです。
さて、食べ方ですが、せっかくの香り成分をそこなわないよう、サッと茹でてお浸しや和え物にするのが良いでしょう。
我が家では、茹でたセリを海苔巻きの具にしたり、かきたま汁にしていただきます。
一度試してみてください。
おすすめですよ。
****************************************
いつもみんなみの里のブログをご覧いただきましてありがとうございます。
みんなみの里をフォローしていただくと、入荷情報やイベント情報のほか、鴨川の情報など地域のことも、皆さんの携帯などに一足早く配信されます。
記事の右上にあるフォローボタンを押していただき、グレーがエンジ色になればフォローは完了です。
まだフォローをされていない方は、ぜひ、みんなみの里のフォローをよろしくお願いします。
里のMUJI みんなみの里