3月中頃の孟宗竹(モウソウチク)、5月中頃の淡竹(ハチク)と続いてきた筍リレーですが、今年のシーズンを締めくくるように「真竹(マダケ)」が顔を出しています。
 
 昨年の台風の影響が大きく残る筍。中でも「真竹」への影響は大きく、今年の収穫は例年に比べ少なくなっています。
 さらに、イノシシとサルによる獣害が発生しています。筍の根元部分はイノシシが、先の部分はサルが食べてしまうのです。
 すくすくと成長していた筍が、あくる朝見てみると、根元部分だけ食べられていたり、先の部分だけがかじられていたりしているそうです。
 生産者さんの言葉。
 「動物は人間よりおいしいものを知っているよ。」
 「少しでも食べられてしまったら出荷できないからね。」
 「せめてイノシシとサルが仲良く一本を食べてくれればいいんだけどね。」
 現在の鴨川の山々はこのような状況にあります。
 そんな中でもしっかりと育ってくれた数少ない「真竹」を生産者さんがお店に届けてくれています。
 淡竹のようにスリムな姿をしている「真竹」ですが、別名「苦竹」と言われるほどアクがありますので、食べる前には必ずアク抜きをしてください。
 食べ方は、他の筍と同様に煮物、炒め物、揚げ物など、いろいろと美味しくいただけます。
 孟宗竹に次いで日本で多く出回っているのが「真竹」と言われていますが、成長のスピードがとても早く、1日で1m 近くも伸びると言われています。旬の風味だけでなく、そのパワーもまるごといただきたいものですね。
 
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