こんにちは、アウトドアガイドの佐藤です。
道端の雪もなくなってきて、気づけばもうそろそろ春ですね。
上越と妙高ともに冬の降雪が例年に比べると少なかったせいか、春の訪れを早く感じます。
街の雪は少なくなってきましたが、実は山の春はこれからたくさん雪崩が起きる季節ということを知っていますか?
雪崩には大きく分けて、降り積もった表面の雪が雪崩れる「表層雪崩」と、地面に積もっている雪が全て雪崩れる「全層雪崩」の二種類があります。
「表層雪崩」は1月や2月のハイシーズンによく起き、ニュースでよく聞く雪崩事故のほとんどの原因はこの雪崩です。
「全層雪崩」は冬の終わりから春先に残った密度の高い残雪が自重で地面を滑り落ちていく雪崩で、この全層雪崩が春はたくさん起きます。
雪崩た時の雪のブロックは車程の大きさになり、人はもちろん、大木さえ折ってしまう事があるくらいの威力です。写真左側に小さく人が写っているのですが、それと比べてみてもより大きな雪崩だとわかるのではないでしょうか。
街からみた山は静かな移り替わりに見えますが、山の中では人間には到底及ばない自然の凄まじいエネルギーの変化が起きているのです。
山も春の装いに衣替えをするために、雪を落とすので大忙しですね。
無印良品 直江津
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