無印良品 東京有明では『わたしにあう、服』と題し、江東区に暮らす人々の姿とともに、
日常に寄り添う無印良品の服を提案していきます。
清澄白河を拠点に、住宅や店舗、オフィスなどの新築・リノベーションの設計を行う『note architects』。
標準プランや標準仕様なく、一人ひとりにあった設計を提案する建築設計事務所です。
代表である鎌松さんは、自身の設計スタイルを”ノートに物語を綴ること”に重ね、事務所名を決めたそう。
「作りたいものがはっきりしているよりも、ふわふわしているくらいでいい。ふわふわしたものを形や空間に翻訳することが建築家の仕事」
いくらデザイン性が高くとも、依頼主の方の目的に合ったものでなければ価値がない。
だからこそ、コミュニケーションに時間をかけ、暮らしに関わることのみならず、好きな本や映画、音楽といったことからもその人を知り、頭の中で設計へと落とし込んでいくそう。
どこの窓から光が落ちているか、柱の位置やどこを壁にするかなど、作った模型を覗き込むことで浮かび上がってくるのだといいます。
自分だけでは描ききれない漠然とした理想を、一緒に一つひとつかたちにしてくれる建築家というお仕事。
プランありきの一般的なメーカーに依頼するのとでは、当然かかる費用も違いますが、それでもいつか……という夢が膨らんでしまいます。
鎌松さんが独立して清澄白河に事務所を構えたのは、街や人とつながり、地域で活動したいという想いがあったからだそう。
まだ新入社員だった頃、3•11で破壊された街を見て、建築の出番だと思ったものの、社会との接続を感じられる機会が少ないことに、もどかしさを感じたといいます。
「家を建てる機会は一生に1度くらいですよね。建築の仕事というのは一件にかかる期間が長くお金も大きい。
だから、もっとコーヒー屋さんみたいに手軽に建築に触れてもらいたいなと考えています。社会の課題もネガティブに捉えるのではなく、ポジティブに解決していきたい」
川沿いのテラスや、建物と建物の間のちょっとしたスペースなど。
使われずにいる場所を活き活きとさせるため、鎌松さんが設計したのが組み立て式の屋台です。
街や公共施設の活性化というと、何かと道路やデッキや街灯など、ハード面を綺麗にする方向で考えがちですが、ソフトとなるコンテンツあっての活性化だと鎌松さん。
屋台は、マルシェやコーヒースタンドなど、さまざまなコンテンツの受け皿として柔軟に機能しながら、どんどん広がりを見せています。
事務所内の打ち合わせスペースは『note library』として解放されています。
建築やデザインに関するもの以外にも、小説なども置いてありました。
鎌松さんの頭の中で一体どんな変換が行われて設計となっていくのか、とても不思議ですが、どんな本を読んできたかということから覗けることが、ほんの少しだけでもあるかもしれません。
ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
今回、着ていただいたもの
左:再生ナイロン軽量ノーカラーダウンベスト/黒/紳士
中央:着る毛布ジャケット/スモーキーブルー/ベビー100
右:再生ナイロン軽量ノーカラーダウンベスト/ダークベージュ/婦人M
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note architects
東京都江東区三好3丁目7−9 ファーストハイツ1F
公式HP
https://note-arch.com/
公式Instagram
https://www.instagram.com/notearchitects/
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