こんにちは。イトーヨーカドー弘前です。
弘前のおすすめスポットを紹介する「弘前さんぽ」第18回目はあけび細工をご紹介します。
江戸時代から、津軽地方には豊富なあけびつるなどの材料を使った様々な編組品がありました。弘前市の岩木山周辺で取れる良質なあけびのつるを使い、今も作り続けられる青森の民芸品です。
今回は、大正9年創業の宮本工芸さんでお話を伺い工房、作業場を見学させていただきました。
あけび細工は全工程手作業で、仕上げまでを一人で行っているため時間も手間もかかる職人さんの手仕事です。雑誌やテレビでも取り上げられ、全国各地から注文があり生産が追いつかないとのこと。
昔は豊富にあったあけびつるですが、今では貴重なもの。
🔺あけびのつるを天井から吊り下げて2週間程乾燥させる。圧巻の迫力。反対側にはこれから収穫の時期を迎える山葡萄皮がある。
次に乾燥させたつるを水に浸けて、水分を吸収させることで柔らかくし編みやすくします。そのあとふしをとり編んでいきます。編み方も何種類もあるそうです。
🔺持ち手を編んでいるところ。
🔺山葡萄の皮を一枚一枚使える部分、破棄する部分を見定めている。
🔺お直し依頼されたかごの修理。お直ししながら長く使えるのも魅力のひとつ。
🔺持ち手の部分を固定させているところ。
🔺以前おたよりで紹介したこぎん刺しとあけび細工を組み合わせた針山。
自然のものを、暮らしの道具として考えた昔の人の知恵を受け継いだあけび細工。
🔺お直しして大切に使っている祖母から譲り受けたあけびかご。
最後までご覧いただきありがとうございます。これからもお役立ち情報をたくさん発信してまいります。
ぜひ次回のおたよりも楽しみにお待ちください。
無印良品イトーヨーカドー弘前
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