こんにちは。
無印良品ヨークタウン水戸です。
今回は2022年10月22日(土)23日(日)に行われた、「手織りワークショップ」の内容をご紹介します。
講師は水戸市で手織りのファッション&インテリアアイテム・アートの制作やワークショップを行っている、手織りブランド「chomo」の「ひらりー」さん。
好きな色の糸を選び、足踏み式の機織り機を使って、世界にひとつだけのマルチクロスをつくるワークショップです。
足踏み式のコンパクトな機織り機は、まるで「鶴の恩返し」の世界のよう。
まずはじめは糸選びからスタートします。色や太さ、風合いの異なる160種類以上の糸が揃いました。迷いに迷いながら3~4種類の糸を選んだら、ひらりーさんがその糸を撚って一本にまとめ、ボビンに巻き付けていきます。それを自分でシャトルと呼ばれる船型の部品にセットしたら、最初の準備が整いました。
機織り機には縦糸がセットされています。おそるおそるペダルに足を乗せると、縦糸が半分ずつ上下に分かれます。そこに横糸のシャトルを通し、またペダルを踏むと今度は縦糸がさきほどとは逆に分かれていきます。次に横糸を手前に押さえます。またそこにシャトルを通し、ペダルを踏んで、横糸を押さえて・・・すると少しずつ少しずつ、手織りの布ができあがっていきます。ひとつひとつの手順が驚きの連続。
「糸、足、パタン」 ひらりーさんが教えてくれたこの言葉を、呪文のように唱えながら作業を進めていきます。
シャトルの糸が途切れたところで、次の糸選び。似たような色で続けるか、全然違う色にするか。糸の太さや風合いに変化をつけるか。どれくらいの長さで織っていくか。いろいろと頭をめぐらせて、糸を選んでいきます。
次の糸が決まったらさきほどと同じように、ひらりーさんが糸を撚りボビンに巻き付け、自分でシャトルにセットし、機織り再開です。選んだ糸がイメージどおりになる場合も、思いもよらない色や風合いになる場合も。驚きながら、楽しみながら織り進めていきます。
こんな手順を繰り返していき、「糸、足、パタン」にもすっかり慣れて職人さんのようになってきたところで、およそ一時間が経ち、終わりの時間がやってきました。世界にひとつだけ、自分だけの手織りの布ができあがりです。
参加してくださった方々は皆さん口々に「貴重な経験だった」「こんな布が自分で織れるなんて」と、楽しい時間を過ごしていただけたご様子でした。
次回は12月10日(土)11日(日)に開催予定です。ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
まもなく告知をスタートする予定ですのでお楽しみに。
無印良品 ヨークタウン水戸