こんにちは。無印良品 広島アルパークです。
わたしたち無印良品は、「いつもの備え。いつものもしも。」 と題し、災害に対する備えが日常生活の中にあたりまえにあることを目指し、地域で活躍をされている方々と一緒にさまざまな取組みを実施しています。
12月は、みんなで減災推進大使/テレビ新広島「ひろしま満点ママ!!」水曜コメンテーターの和泉崇司さんをお招きし、セミナー「大人の知恵袋 『まいにちの防災』 ―身近なモノで応急手当てを実践しよう!―」を開催しました。
クリスマス、大掃除、お正月と年末年始はイベントづくし!怪我や災害にも気をつけたいタイミングです。そこで今回は、身近なモノでできる応急手当てについて教えていただきました。
応急手当てと聞くと、何だか難しそう・・?ちょっと怖い、という印象もありますが、緊急事態は誰にでも起こりうること。もし、そんな場面に遭遇した時、ちょっとしたことを知っておくだけで、命をつなげることができるのです。
はじめに、応急対応において、絶対に忘れてはいけない「二次被害防止」について、こんなときどうする?という問いから学びました。
応急手当てに入る前に、とても重要なことは、自分が安全かどうかを確認すること=「自助」です。自分の安全が確認できてから行動することで、二次被害防止につながります。もし、自分で対処できない場合は、110番通報して救急隊員が来るのを待つ、という判断も必要です。
自助を念頭に置いて、「止血」の応急手当てを実践してみました。
血液はほんの一滴でも感染の危険がありますので、応急手当をするには自助として手袋が必要です。もし手元に手袋がないときは・・・手袋になりそうなもので代用します。ここでは、おうちにある身近なモノ、ビニール袋を手袋の代わりに使いました。
止血の方法は、ビニール袋をはめた手で①直接、または間接的に圧迫する→②心臓より高く持ち上げる→③巻物で巻く、の3ステップです。ビニール袋以外にも、タオルやネクタイなど、身近にあるモノで応急手当ができますので、こんな風に使えるんだ、ということを知っておくだけでもいざという時の行動が変わりそうです。
ビニール袋は止血以外にも、切り開いて三角巾替わりに使ったり、おむつにもなる優れもの。モノとしてだけでなく、使い方も含めて、いつものくらしの中に備えておきたいですね。
止血の際に役立つものとして、生理用ナプキンや食品用ラップもご紹介いただきました。生理用ナプキンは個包装のため衛生的で、しかも血液をたくさん吸収するので、傷口に当てて圧迫すれば止血ができます。食品用ラップは傷口を覆うようにぐるぐる巻けば、止血と同時に傷口の保護もできます。保温効果もあるので、寒さ対策にも役立ちますよ。
番外編として、ペットボトルの活用法も教えていただきました。ラベルを外して、水を入れたペットボトルの底からライトを当てると、部屋全体を明るく照らすことができます。
また、水を入れたペットボトルの下の方に小さな穴を開けておくと、ふたを緩めれば穴から水が出てくるので、水道の蛇口がわりになります。
今回のセミナーでは、くらしの中にある身近なモノが応急手当てに使えるということや、頭を働かせて身近なモノを役立てる方法について学びました。応急手当ての前には、自分を守る「自助」も必要でしたね。
日常のくらしに必要なモノを備えることも大切ですが、さらに大切な「自分にとって正しい知識」と「絶対にあきらめない心」もぜひ忘れずに備えておきましょう。
“使い慣れた日用品を使って日常的に災害に備える”、”毎日の習慣やくらしの知恵が災害時にも役に立つ” を目指し、わたしたちもより一層くらしのアイデアを発信していきます!
次回の、大人の知恵袋 『まいにちの防災』 は、1月28日(水)14時から、無印良品 広島アルパーク 2階 OpenMUJIにて開催します。テーマは、「2026年を健康にくらすために 健康×防災 を考える」 です。
イベントページは約2週間前に公開予定です。ぜひチェックしてみてください。
https://www.muji.com/jp/ja/shop/detail/046712
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