こんにちは。
無印良品ルビットパーク大口です。
いつもおたよりをご覧いただきありがとうございます。
今日は11月の田んぼの学校の様子をお伝えしますね。
今回は、収穫したお米を食べられる状態にするための作業、脱穀から精米の作業を体験させていただきました。
脱穀とは、稲穂から籾を取り玄米の状態にすること。
現在の農業では稲刈りの時にコンバインの中で脱穀も同時に行われているそうですが、今回は手作業でやる方法を教えていただきました。
初めにみなさんに育てていただいていたバケツ稲から収獲したお米を脱穀しました。
まず牛乳パックの口を開け、稲穂を数本差し込んで口を閉めます。
口が開かないように押さえながら稲穂を引っ張ると…お米だけが牛乳パックの中にパラパラと落ちていきます。
これで脱穀完了です。
しかし、これが思いのほか力加減が難しく、押さえ過ぎれば稲がちぎれてしまうし、力が弱ければそのまま抜けてしまう。みなさん苦戦されていましたが、最後まで根気よく作業を続けてくださいました。
大切な大切なお米、一粒も無駄にしたくないですよね。
脱穀した後は、籾すり機に入れて、お米の周りについている籾を取ります。
玄米になって機械から出てくるところを見ると、これまでのいろいろな工程が思い出されて、みなさん感慨深げに見ていらっしゃいましたよ。
最後は服部農園さんの精米室の見学です。
みなさんが田んぼで育てたお米を精米していただきました。大きな機械が並ぶ精米室の中で、お米は色や形を選別され、きれいな白いお米になって袋詰めをされます。
そしてみなさんにも袋詰めの体験をしていただきましたよ。
5月からの7ヶ月間で様々な体験をしていただき、今回無事にお米となってみなさんに受け取っていただくことができました。
私たちが体験させていただいた作業は、米農家さんのされている作業のほんの一部分にすぎませんが、お米を作ることの大変さやお米を食べられることのありがたさを、改めて感じていただける良い機会になったのではと思っています。
次回は田んぼの学校最終回、しめ縄づくりです。
夏に青田刈りをした稲を使い、新年を迎えるために素敵なしめ縄を作りますよ。
またその様子もお伝えしますので、お楽しみに。