ヨシヅヤ可児

【ヨシヅヤ可児】ala大型市民参加事業「オーケストラで踊ろう!裁&判」いよいよ今週末が本番です。

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2024/02/28

こんにちは。無印良品 ヨシヅヤ可児です。
本日は、 ala大型市民参加事業第13弾
「オーケストラで踊ろう!裁&判」について、
文化創造センターalaの担当 松浦正和さんにお話しをお聞きしましたので ご紹介します。



――――〈松浦さん〉――――

4月に「オーケストラで踊ろう!の担当ね。」と言われたときガッツポーズして喜びました。
たくさんの人たちと創り上げるこの舞台の担当をすることが念願だったんです。
この企画の魅力をお伝えできたらと思います。

● 「オーケストラで踊ろう!」は、今回が5回目の開催です。
●オーケストラの生演奏に合わせて市民ダンサーが踊るという、他では観られない舞台公演です。
●出演は小学4年生から80代の方までダンサー50名、オーケストラが70名と、大規模な市民参加公演になります。
●曲はドヴォルザーク作曲「交響曲第8番」。
 裁判をテーマとしながらファンタジー溢れる奇想天外なダンス公演です。

市民ダンサーの中にはクラシック音楽に馴染みのない方もいますし、
演劇のように舞台でセリフを言うことは自信はないけれどカラダを動かすことは好きという方や、
そもそもダンスも初めて、舞台に立つのも初めてという方など、いろんな方々が挑戦してくれています。


今回の曲、通称「ドヴォ8」をふと鼻歌で歌っていたり、
曲が聞こえたらカラダが反応してしまうぐらいクラシック音楽がカラダにしみこんでいく状態になっています。

数ヶ月の稽古で一緒に踊るという非言語のコミュニケーションによって
お互いの関係性も深まっていて、
初めましての状態から踊りを通して新たなつながりも生まれています。

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数ヶ月にわたって日常生活に負荷をかけながら参加者一人ひとりが挑戦しています。
子どもたちは学校やいろんな習い事で忙しい中、
ママさん世代は子育ての合間をぬい、家族の協力も得ながら、
その上のお姉様方はカラダの節々の痛みをケアしながら、
毎週のように稽古場で踊っています。

踊っている人だけじゃなく、
〇稽古場で音響をやってくれる人
〇休みの人の代わりに代役をしてくれる人
〇衣裳をつくってくれる人
などなど、それぞれが自分の得意なことで関わってくれています。
踊っている人だけが参加者ではない「関わりしろ」がとても多い取り組みです。

それぞれの人に普段の生活がありますから、全員が毎回の稽古に参加できるわけではないですし、
最初の頃は、参加したい気持ちがありながらも 部屋に入れない子もいました。

そんな時は、「まずはできる範囲でいいですよ。」と声をかけたり、
稽古の動画を送ったり、参加者同士で教え合ったり、
引っ張ってくれる人がいたりと、あの手この手でなんとか
舞台にみんなで立てるように助け合って支え合ってきました。


日にすると20日以上は顔を合わせ、一緒に一つのことに向かっていると、
名前も自然と呼べるようになり、もう仲間になっています。
色々な人が同じ目標(頂上)に向かっていろんなところから登っているわけです。
遅れている人がいれば肩を貸すし、うずくまっている人がいれば声をかける。
とにかく全員でステージ上にあがりたいんです。


それぞれの人に役割があり、みんなで舞台を成功させたい、
そんな想いが生まれていて、
青春時代の学園祭かのように全員参加の総力戦って感じで、
我々スタッフもみなさんを鼓舞しながら一緒に登っているところです。


全然、前が見えない0から創り上げている舞台が、だんだん形になっていく面白さ、
それに立ち会える喜びをかみしめながら、もっともっと、より洗練されたものにしていこうと、
本番まで 残り少なくなった今、もがいています。


公演が終わってしまえば、また日常に戻り、この全員が集まることはないわけですが、今あるそんな尊い時間を大事に、本番まで残された日々でやれることをやり切って一緒に高みに立って、挑戦した自分たちを褒めあえたらと思っています。

そして、このプロジェクトが終わった後も、
●この経験で味わった「カラダを動かして表現する楽しさ」
●発見した「自分らしさ」
●新しいことに挑戦する怖さ、恥ずかしさの向こうにある「楽しさ」
●ここで出会い繋がった「絆」
は財産として残ります。
この経験・出会いから またそれぞれの方の人生の中で
派生していくものがあると思うと、それも嬉しいです。


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お話しを聞いていると、松浦さんのこのプロジェクトに対する情熱をひしひしと感じました。
参加されている方々は、日常では味わえないような 経験や感情や感動を味わうことができるんだろうな、と想像しました。
そして、「本番のステージを観る」という参加でも その臨場感を味わうことができますね。

今週末はいよいよ本番ということで、楽しみです。
松浦さん、貴重なお話を聞かせてくださって ありがとうございました。

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 ala大型市民参加事業第13弾
  「オーケストラで踊ろう!裁&判」
  振付・演出:康本雅子
  指揮:古谷誠一
  美術:大島広子
  演奏:可児交響楽団
 
 ■日時:3月2日(土)18:30 
               3月3日(日)14:00
 ■場所:可児市文化創造センターala主劇場
   ■料金:全席自由 1000円 ※4才から入場可

     (チケット販売中)
https://www.kpac.or.jp/okeodo2023/

チケット購入のお問い合わせなどは
可児市文化創造センターalaまで
tel 0574-60-3050
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