梅雨空が続く今日この頃。
紫陽花が まちを彩り、ふと足を止めたくなるような景色に心癒されます。
さて、今回は毎月テーマを決めて展開している特集コーナーについてお知らせします。
6月のテーマは「梅雨」。更に「雨・空・ART」をキーワードにして、この季節だからこそ感じられる静けさと梅雨ならではの彩りに満ちた本を集めました。絵本から小説、アートブックまで、雨の時間を好きになれるような一冊を見つけてみませんか?
今月の特集に合わせて選書した中から、私BOOKS担当がお勧めする本はこちら。
作品名:『羊と鋼の森』
著者:宮下 奈都
価格:税込300円
ピアノ調律師という、目立たないけれど繊細な仕事に魅せられた少年の成長を、静かに降り続く雨のような文体で丁寧に描いた一冊です。映画化もされていますが、原作小説の内省的な描写には、小説ならではの静けさと深みがあります。梅雨のしっとりとした季節にぴったりの“心の調律”となるような一冊です。
どうぞお手に取って、じっくりとご覧になってくださいね。
季節の変わり目でもありますので、どうかお身体にお気をつけて。
それでは、お気に入りの一冊に出会えますように。
無印良品日田