サニーアクシスいの

【サニーアクシスいの】素朴な干支展

干支の張り子

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2024/01/12

こんにちは、無印良品サニーアクシスいの店です。
 
今回の「いの、知っちゅう?」Vol.5 は、いの町紙の博物館!
いの町紙の博物館では、特別展示の「草流舎 素朴な干支」展が開催されていました。
 
辰の郷土人形

こちらの人形、どこかで見たような・・・
なんと、福缶2024の縁起物のひとつなんです!
この土佐和紙漆喰人形を引き当てた!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
優しい色合いところんとした形がなんとも懐かしさを感じますね。
 
今回、製作者である草流舎の方にお話を伺うことができました。
 
草流舎さんで制作されている郷土人形は、土佐漆喰をベースに、和紙を何枚も貼り合わせて作られているそうです。この和紙にもこだわりがあり、「千年の紙」として知られる純粋な手漉き楮(こうぞ)紙「土佐清張紙」や、古来から「和紙の王様」と呼ばれる雁皮(がんぴ)紙が使用されています。
 
また、彩色は漆喰に柿渋や泥藍などを混ぜて「昔色」を表現されているそうです。
 
干支

 
そして、郷土人形の中に無患子(むくろじ)を入れているものもあるとか。
無患子とは、羽子板の羽根の軸に使用されている黒く硬い実で、「子が患わ無い」、つまり病気や災いを避ける願いが込められています。
手に取ってみるとカラカラ…と音が鳴り、昔から受け継がれてきた思いを感じることができました。
 
干支

展示会では干支の張り子やお地蔵様など、様々な作品が展示されていました。
そのひとつひとつから懐かしさ、あたたかさ、そして大切なだれかを想う気持ちが伝わってきます。
 
昔から伝えられる素材の力を借りて「昔を今にする」という思いで製作されている郷土人形の数々。
 
草流舎さんや様々な場所で開催されている展示会など、みなさんもぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。