こんにちは。無印良品エスパル福島です。
七夕の季節ですね。お空のお星様も素敵ですが、実は福島の川辺にもお星様がいるのをご存知でしょうか。
それはホタルです。
今回お邪魔したのは福島市のお隣、伊達郡桑折町(こおりまち)。
産ヶ沢川(うぶがさわがわ)にいるゲンジボタルに会いに行きました。
産ヶ沢川は福島駅から車で30分ほど北に向かった所にあります。
当日はほたる祭り初日。
近くの公園にある臨時駐車場に車を止め、祭り期間限定で運行するシャトルバスに乗って現地へ向かいました。


自然豊かな場所ですね。
現地スタッフの方に伺ったところ、ホタルに会えるのは6月下旬から7月上旬くらいまで。
どんよりとした曇り空で、モヤモヤと湿度が高く蒸し暑い日の20時から22時くらいに良く出会えるそうです。

桑折町蛍保存会の方からの注意点、
①ホタルが逃げてしまうので懐中電灯やフラッシュの撮影はしないようにしましょう。
②ホタルを触ったり追いかけたり、刺激しないようにしましょう。
③ごみは必ず持ち帰りましょう。
をしっかり頭に入れて夜を待ちます。
そして、夜。
残念なことに、この日は少し肌寒い気温。
ぜんぜん会えないかと心配しましたが、30匹ほどのホタル達に出会えました。
かろうじて撮影できたのはこの1匹!

わかりますか?中央下方の小さな点。
ホタルはプロの写真家でも難しい被写体の一つ。私の腕ではこれが限界でした。
この写真では上手くお伝えしきれないので、桑折町より写真をお借りしました。

すごいですね!まさにあまのがわ!
桑折町産業振興課のご担当者様にお伺いしたところ、この写真は2009年頃のホタル全盛期に撮影されたそうです。全盛期にはなんと約3,000匹のホタルを見ることができたんですって。現在は数が減ったこともあり、これだけのホタルの光に会えることは難しいようです。今ではひと夏に一回あるかないかとのこと。すごく貴重なんですね。
私が出会ったのはもっとまばらでしたが、それでもすごく感動しました。
ぽわぁと優しく光りながら、ふわりふわりとホタル達が舞う、幻想的な産ヶ沢川の美しさを忘れられません。
産ヶ沢川の美しい自然は桑折町の地元の方や桑折町蛍保存会の方の保全活動の賜物です。
平成10年から「ホタルが住める川づくり」を合言葉に河川の清掃やホタルの幼虫のエサである「カワニナ」の放流などを行っているそうです。
そんな地道な活動が身を結び、今もなおホタルの美しい舞いを見ることができるんですね。

他にも、桑折町がホタルを大切に思っているからこそ生まれたものがあります。
桑折町の桑折町観光大使「ホタピー」です。
「ホタル」と桑折町の名産品の「桃(ピーチ)」をモチーフにしたキャラクターです。
ホタルを見に行った当日はちょうど、ほたる祭りオープニングセレモニーが開催されており、キャンペーンガールのスマイルピーチさんと一緒に会場を盛り上げていました。

実は、ホタピーの誕生と無印良品エスパル福島には不思議な縁がありました。
今年の春まで働いていた学生スタッフが生みの親だったんです。
その学生スタッフが小学生の時に応募したデザインをもとに同町内出身の漫画家・イラストレーターの方によってキャラクター化されました。
何となくスタッフ本人とも似ています。とっても愛らしいですよね。

今回取材するにあたり、様々な方達にお世話になりました。
現地スタッフの方々は、ホタルが出やすい気温やスポットを教えてくださったり、最盛期の時のホタルの写真を見せてくださいました。シャトルバスの運転手さんは「ホタルは見れましたか?」と声をかけてくださったり。桑折町産業振興課のご担当者様も快くご協力してくださいました。
皆様とてもあたたかく、本当に桑折町のホタルを大切にしているのが伝わってきました。
近隣には「うぶかの郷」という大浴場のある宿泊施設もあります。
うぶかの郷でもホタル観賞ができ、観賞用のライトの貸し出しもあるそうです。
遠方の方におすすめです。
ホタルの季節が終わった後は、桑折町特産の桃「あかつき」の季節を迎えます。
ぜひ皆さんも素敵な桑折町に足をお運びください。

<産ヶ沢川ホタル自然公園>
〒969-1651 福島県伊達郡桑折町万正寺上川原地内
福島駅からJR東北本線・仙台方面へ3駅 桑折駅下車 徒歩10分
<うぶかの郷>
〒969-1641 福島県伊達郡桑折町南半田川端22
福島駅から車で約30分
JR桑折駅や産ヶ沢川ホタル自然公園からはタクシー利用が便利です
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福島での何気ない毎日がいとおしく感じられますように。
無印良品 エスパル福島