こんにちは。無印良品エスパル福島です。
今回は福島駅近くの文化施設・チェンバおおまちの1Fにお店を構える「福島のかわいい」がいっぱい詰まった『Markest(マーケスト)』を紹介します。
『Markest』は福島を活動の拠点にしている作家や企業が作る雑貨やアクセサリーを取り扱うショップです。モノ作りの根底にあるストーリーを丁寧に吟味され、店頭に並ぶモノたち全てに福島と全国を繋ぎたいという想いが込められています。

会津木綿を使用したカフス。コロンとした形が素敵ですね。

こちらは会津木綿や尾瀬の鹿の革を使ったアクセサリーや小物を手作りしている福島のブランドのもの。
「身に付けて福島を自慢したくなるモノ」「胸を張って人にプレゼントしたくなる福島のモノ」がコンセプトだそうです。
作り手さんは福島に住む子育て中のママや、旦那様やパートナーが転勤族の女性たち。
働きたくても働けない女性が社会と繋がる仕組みづくりを目指す活動にも力を入れているとか。
また、福島県北地域に転入されてきた女性対象のウェルカムワークショップも主催。
少しでも早く福島での暮らしを楽しめるように、仲間づくりをするお手伝いもしているんですって。

リボンが結ばれているようなピアスやイヤリングは、尾瀬で食害により駆除された鹿の命を活用した革が使われていて、結ばれた形は尾瀬の自然や動物と私達を結ぶという意味が込められているそうです。
優しい気持ちから生まれたモノに触れると気持ちが和らぎますね。
大切な人へぜひ贈りたいなと思いました。

こちらは福島の誇る会津木綿を使った『ふくいろピアス』。カラフルですね。
福島の女の子と日本中の女の子が話すきっかけになるように、福島の伝統に女子の「かわいい!」をプラスして素敵なモノ作りをする福島の会社のものです。
色はそれぞれ「たいようのいろ・そらのいろ・うみのいろ・たべもののいろ・やまのいろ・はなのいろ・どうぶつのいろ・ひとのいろ」と名付けられ、それぞれに福島で暮らす女の子たちの声が反映されたストーリーがあるそう。
まる・さんかく・しかくのシンプルな3種類の形は「みんな違って、みんないい」という意味で採用されたんですって。
震災であたりまえの多くがあたりまえではなくなった後、福島の女の子たちが感じている不安な気持ちは、なかなか伝えることができませんでした。
「かわいい!」とピアスを手に取ってもらうことで、福島のいまを知ってもらい、日本中の女の子と話を始めるきっかけになればいいですね。
次に、こちらは福島在住のアーティスト姉妹の作品です。福島のことをモチーフにした雑貨を通して、福島のことをもっと知ってほしい、好きになってほしいという思いで活動されているそうです。

写真の下方にあるカードは、福島所縁のものをかわいいイラストで表現した、その名も『”ふくしま”といえばカード』。
ももやりんご、起き上がり小法師、こけし、赤べこなど、福島にいれば当たり前に目にするモノたちは、福島に住む私たちが愛してやまないもの。
福島に住んでいる人に贈ればふっと笑顔が生まれそう。
そして、県外の方へは自信をもって福島を紹介でき、好きになってもらうきっかけになりそうな素敵なカードです。
こちらも会津木綿のアイテム。
会津木綿は夏涼しくて冬暖かく、使うごとに柔らかくなり肌になじんでとても丈夫なんだそうです。素朴な風合いなのにとっても機能的な会津木綿の特長を活かしたアイテムは、アクセサリーやバッグ、下着などがあります。トランクスの履き心地、気になりますね。

これらは福島にある複数の福祉施設で一つ一つ丁寧に作られているそうです。
「かわいい」と思う気持ちがハンディキャップを持った方への社会的自立への貢献となり、そして福島が誇る会津木綿をこれからへとつないでいくことにもつながります。とっても温かい気持ちになりますね。

一つ一つのモノについてお店の方に丁寧にお話しいただく中で、福島でこんなに素敵な取り組みをされている方たちがたくさんいることを初めて知り、ぜひみなさんに紹介したいと思いました。
きっかけは「かわいい」。でも、役に立つ。
背景を知ることで、選ぶことや使うことが誇らしく思える。
無印良品のモノづくりの考え方に通じるものを感じました。
みなさんもぜひ足を運んでみてくださいね。
<Markest>
福島県福島市大町4-15チェンバおおまち1F
福島駅東口から徒歩約7分
レンガ通り沿い 東邦銀行本店向い
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福島での何気ない毎日が、愛おしく感じられますように。
無印良品 エスパル福島