無印良品の冬の定番/素顔の服。

出来上がったのは、素顔でいられる服です。
飾り気はないけれど、素材を見きわめ、かたちを作り、細かなところに工夫を重ねています。

01

洗えるウールミドルゲージクルーネックセーター

自宅で洗えてあたたかい
ウールのニットは冬の定番

防縮加工を施して、洗濯機で気兼ねなく洗えるニットです。太さが異なる2本の糸を撚り合わせ、濃淡のある色あいとラフな表面感に仕上げました。
メリノウール100%の生地はふっくらとしてあたたかく、やさしげな風情。
アームホールの脇の下に補強を施しているので、永く愛用しても、ほつれや穴あきが防げます。

その他着用商品

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02

洗えるウールミドルゲージVネックカーディガン

ラフな編み目が織りなす
やさしげな風情のミドルゲージ

洗濯機で気軽に洗えるよう、防縮加工を施したニットカーディガンです。異なる太さの糸を2本撚り合わせ、色の濃淡とラフな表面感を生みだしました。
ふっくらとしたメリノウール100%の生地はあたたかく、やさしげな風情。
日常になじむカジュアルな羽織とするため、幅をやや広くした前立てのデザインにしました。

その他着用商品

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03

洗えるウールリブタートルネックセーター

首がチクチクしにくい
洗濯機で洗えるリブ編みタートル

タートルネック部分に綿とポリエステルの混紡素材を使い、首元のチクチクを抑えました。
ボディはメリノウール100%であたたかく、リブ編みのため、からだにほど良くフィットします。
袖口と裾口にはストレッチ糸を使用し、さらに防縮加工を施して洗濯機で洗っても縮みづらい仕様に。
永く愛用しても型崩れしづらい工夫です。

その他着用商品

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ニットを
長持ちさせるための
お手入れ方法

なぜ洗濯機で洗えるの?

一般的なウール製品
ウール繊維→洗濯時の状態

洗濯によってニットが揉まれ、スケールが絡み合うことで繊維のもつれが発生。ニットがフェルト化し、縮みが発生する。

防縮加工を行ったウール製品
ウール繊維→洗濯時の状態

洗濯によってニットが揉まれてもスケールがないため、繊維ももつれず、縮みが発生しない。

無印良品の「洗える」シリーズは、羊毛が糸になる前の段階で、洗濯の際に縮みの原因となるスケール(羊毛の表面にあるウロコ状の層)を除去しています。そのため、洗濯機で洗ってニットが揉まれてもスケール同士が絡まず、縮みを防ぐことができます。また、首と袖、裾のリブ部分にストレッチ糸を使用することで、洗濯をしても伸びにくい仕様にしています。

洗濯機を使ったお手入れ

  1. 01.
    洗濯の際は裏返しにして、畳んだニットがちょうどよく入るサイズの洗濯ネットへ。
    型崩れを防ぎ、繊維の傷みや縮み、また、裏返すことで表面部分の毛羽立ちなども抑えられます。
  2. 02.
    手洗いコースを選び、中性洗剤を使いましょう。
    ウール自体、汚れがつきにくく、落ちやすい素材のため、中性洗剤で汚れが落ちます。
  3. 03.
    脱水は30秒程度と短めがおすすめ。
    素早く形を整えて、平干しする。
    平たいところを使って形を整えてから干すと、型崩れしたり伸びたりしにくくなります。また直射日光に当たると焼けたり変色したりするので必ず陰干ししましょう。
  4. 04.
    シワや伸び縮みが気になる部分は、あて布を使ってアイロンを。
    ニットが伸びたり縮んだりした場合は、当て布をしてアイロンのスチームを浮かして形を戻していきます。アイロンを生地から2cmくらい離した状態でスチームを当ててから、温かいうちに余分な蒸気を抜いて、縦糸横糸を引っ張るように手アイロンして整えると、ふっくら仕上がります。
    ポイント
    長時間水に浸けないこと。
    洗濯後は素早く干すこと。

大事なのは
日常のお手入れ

ニットは素肌に着ることがほとんどなく、またウール自体、汚れがつきにくく落ちやすい素材のため、頻繁に洗濯をする必要がありません。洗わなくても気持ちよく着るためには、日常のお手入れが大切です。

  1. 01.
    一日着たら休ませる。
    ニットに毛玉ができる原因は、おもに摩擦です。そのため、どんなにお気に入りのニットでも、毎日着るのは避けましょう。
  2. 02.
    脱いだらブラシをかける。
    着用後は、洋服ブラシを使い、ニットの編地の目に沿って優しくブラッシング。ニットについたほこりなどの汚れを取り除き、毛並みを揃えます。特にミドルゲージは毛玉が出来やすいので、ブラシで毛玉を馴染ませるように梳かすのがポイントです。
  3. 03.
    すぐに収納しない。
    汗や湿気を逃がすため、着用後はハンガーに吊るしておきましょう。そのままにすると型崩れや伸びの原因になるので、しばらくハンガーに吊るした後は、たたんで収納します。
  4. 04.
    しまうときはゆとりを持って。
    それぞれのニットが持つ自然なふくらみを維持できる場所へ、ゆとりを持ってしまいます。衣装ケースや引き出しにしまう時には、上下に重ねるより、立てて収納すると、上から一覧できて便利です。その際に、防虫・消臭効果で知られるレッドシダー材のブロックや除湿剤を入れておくと安心できます。

04

ボアフリースジャケット

裏地を貼って防寒性を高めた
重ね着しやすいボックスシルエット

表地には適度にハリコシのあるボアフリースを、裏地には防寒性が高く、軽やかなマイクロフリースを使用しました。普段使いはもちろん、アウトドアシーンでも重宝します。
腕まわりや身頃にゆとりをもたせ、ニットやフランネルシャツ、裏起毛のスウェットと重ねてもごわつきづらく、女性も着やすいボックスシルエットに仕上げました。

ボアフリースの特長〈紳士編〉

紳士と婦人、
素材もデザインも
違います。

「ボアフリース」と名のつく商品は紳士にも婦人にもありますが、じつは、特長が大きく異なります。ここでは、紳士のボアフリースのおすすめポイントを紹介します。

  1. 01.
    アウトドアでも活躍する、
    ボリュームのある素材感

    紳士の「ボアフリースジャケット」は、真冬まで使えるアウターとしての機能を大切にしています。表地のボアフリースは、ボアの風合いを大切にし、ボリュームとあたたかさをアップしました。衿部分には布帛を使用することで衿を立たせ、首元をしっかりと防寒します。裏地は、昨年のメッシュ素材からマイクロフリースへと変更。きめ細やかな素材なので、中にニットなどを着ても袖の通りがスムーズです。ポケットの中もマイクロフリース素材を使用することで、手を入れた時の優しいあたたかさが嬉しい一着になりました。
    素材は、ペットボトル由来の再生ポリエステル100%。ポリエステル素材はテカテカと光りやすいのが難点ですが、できるだけナチュラルに見えるようにマットな質感に近づけました。

  2. 02.
    「ボアフリース」には
    ベストもある

    紳士のボアフリースシリーズには、同素材のベストがあります。
    ベストは、肩まわりにゆとりを持たせつつ、サイズによってはアウターの中に着込むミドルレイヤーとしても使えるようなパターンにアップデート。ジャケットは、カーキやベージュなど、アウターとして合わせやすいベーシックな色を揃えていますが、ベストは、「レンガ」のようなアクセントになる色もラインナップしました。

  3. 03.
    ゆったり着たい女性にもおすすめ

    紳士の「ボアフリース」シリーズは、じつは女性のお客さまからも厚い支持をいただいています。柔らかな着心地や丸みのあるシルエットがお好みならば婦人用を、もう少しゆったりとカジュアルに着たい場合は紳士用を試してみてください。例えば、中をデニムのような同素材・同色で揃えて、その上にざくっと大きめのジャケットを羽織るコーディネートがおすすめです。

  4. 04.
    お手入れ方法

    ボアフリースの風合いを長く保つためには、やはり洗濯方法が大事です。
    ニットのお手入れと同様に、洗濯の際は畳んだフリースがちょうどよく入るサイズの洗濯ネットへ入れましょう。フリースから出た繊維くずが洗濯水に流れるのを防ぐと同時に、他の洗濯物から出た繊維くずやほこりなどが付着するのを防ぐこともできます。

05

軽量ダウンノーカラーベスト(帯電防止裏地)

ふわりと軽やかであたたかく
便利なポケッタブル仕様

季節の変わり目にはアウターとして、しんと冷える冬にはインナーダウンとして防寒性を高めるダウンベスト。
膨らみのある750フィルパワーの羽毛を使用した、軽くて、あたたかな一着です。品の良いマットな質感のナイロン素材を使い、すっきりしたシルエットに仕上げました。
裏地には電気の滞留を防ぐ糸を採用し、静電気が起きづらく快適です。
サイドポケットに畳み込んで収納できるポケッタブル仕様により持ち運びやすく、付属の袋をなくしてしまう心配もありません。

軽量ダウンノーカラーベスト
着こなし〈紳士編〉※ 帯電防止裏地

ダウンベスト、
どう着こなす?

もはや秋冬の定番になったダウンベスト。「カジュアル」や「アクティブ」なイメージが強いダウンベストですが、無印良品の「軽量ダウンノーカラーベスト(帯電防止裏地)」にはさまざまな工夫が詰まっているので、より幅広い着こなしが楽しめます。ここでは、ダウンベストの特長と、おすすめの着こなし方を紹介します。

  1. 01.
    無印良品の軽量ダウンベストの特長

    「軽量」と名がつくとおり、「軽量ダウンノーカラーベスト(帯電防止裏地)」は750フィルパワーの羽毛を使用しており、ふわりと軽く、あたたかいのが大きな特徴です。裏地には導電糸を入れることによって電気が滞ることを防ぎ、脱ぎ着の際などに静電気が発生しづらいのもポイント。これは、お客さまの声から生まれた改良点です。また、ダウンというとテカテカした素材感が気になるという方が多いかもしれませんが、このダウンベストには、マットな見え方をする再生ナイロン素材を使用しています。

    さらに、サイドポケットにぎゅっと詰め込むだけでコンパクトにしまえるので、少し肌寒い日や旅行時など、バッグに入れておくだけで心強い存在になります。

  2. 02.
    婦人用とのデザインの違い

    婦人にも「軽量ダウンノーカラーベスト(帯電防止裏地)」がありますが、素材や機能は同じながらも、デザインに違いがあります。特に首周りの開き方にはこだわりがあり、柔らかな表情になるようにクルーネックにした婦人用に対して、紳士用は、特に中に合わせたシャツがきれいに見える、ゆるやかなV字にしました。

  3. 03.
    肌寒い日に、アウターとして着こなすには

    紳士の「軽量ダウンノーカラーベスト(帯電防止裏地)」には、黒やネイビーといったスタンダードな色に加えて、シーズンカラーやアクセントカラーを揃えています。ここでは、カジュアルにもビジネスにも使える黒とネイビーのベストを使って、おすすめのコーディネートを紹介します。

    ダウンベストをアウターとして上手に着こなすポイントは、全体のトーンを合わせること。例えば、ネイビーのフランネルシャツにチャコールグレーのミドルゲージニット、その上にネイビーのダウンベストを重ね、ボトムスにダークグリーンのコーデュロイパンツを合わせれば、すっきりときれいにまとまります。ベストのボタンはすべて閉めず、中に着たニットやシャツの見える面積を増やすとバランスが良くなります。

  4. 04.
    冷え込む日に、インナーダウンとして着こなすには

    アウターの中に着込むと全体のボリュームが膨らんでしまいがちなダウンベストですが、あたたかさとコンパクトなシルエットを兼ね備えた「軽量ダウンノーカラーベスト(帯電防止裏地)」なら大丈夫。インナーダウンとして使用する際には、ベストのゆるやかなV字開きとバランスのいいアウターを選ぶのがポイントです。

    こちらのコーディネートでは、ハイネックの長袖Tシャツに黒のダウンベスト、同じくゆるやかなV字開きのフリースカーディガンを重ねました。ボトムスは、太めのストレートシルエットのデニムパンツを合わせています。

    インナーダウンとしては、スーツのジャケットの中などにも合わせやすい仕様です。

06

コーデュロイイージーパンツ

細畝コーデュロイの光沢が美しい
着心地らくちんなウエストゴムパンツ

起毛素材ならではの光沢感と、落ち着きのある細い畝が特長です。
オーガニックコットン100%の風合いを生かすため、洗いをかけ、しなやかに仕上げました。
ウエストにはやわらかなゴムを採用。ドローコードもつくので、好みのフィット感に調整できます。
腰とももまわりにゆとりがあり、裾に向かってテーパードする美しいシルエットです。

07

脇に縫い目のない フランネルパジャマ

やさしく肌にふれてあたたかい
両面起毛のオーガニックコットン

脇の縫い目と、首まわりの洗濯表示タグを取り除きました。寝返りをうつとき、肌にちくりと気になる凹凸感はありません。
オーガニックコットン100%の生地はふわりと両面起毛され、あたたかな風合いです。
腰ゴムには、やわらかく伸びて、ゆるやかにフィットするものを採用しました。
ボタンを上まで閉めれば、さらにあたたかさを感じる一着です。

紳士ラインナップ