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後世にふるさとを継ぐためのあんず

諸国良品

2018/06/11

1000年以上前から信州の特産品として知られるあんず。かつては「杏仁(あんにん)」と呼ばれるあんずの種を、生薬や菓子用に用いるために作られてきましたが、品種の変化もあり、今では食用あんずが主に栽培されるようになりました。生食もよし、ジャムにするもよし、お酒に漬けるもよし。長野の初夏のくだものを使って、あんず仕事を楽しんでみませんか?

日本一のあんずの里、長野県千曲(ちくま)市、森・倉科地区。なだらかな傾斜地には、春にはあんずの淡いピンクの花が咲き誇り、「一目十万本」と呼ばれるあんずのお花見を楽しむことができます。

この地で本格的に栽培が始まったとされるのは今から300年以上前。ガラ土と呼ばれる水はけの良い土壌と、吹きだまりと称される気候風土があんず栽培には適しており、良質で結実のよいあんずが栽培されてきました。

そんなあんずの里でも、近年の農家の高齢化や農産物価格の低迷の影響もあり、あんず畑は徐々に減少傾向にあります。「このままではあんずの里が終わってしまう。次の世代にあんずの里を引き継いで行きたい」と、地域の60~70代のあんず農家の父ちゃんたちで立ち上げたのが、「NPO法人あんずの里振興会」でした。

2011年に設立以降、市から委託を受けたあんず畑や、高齢化で続けられなくなった農家の畑などを管理。新たにあんずの樹を子供たちと一緒に植えるなど、次世代へあんずの里を継承していくために汗をかいています。

収穫前に雹が降ったらおしまいなど、天候に左右されることの多いあんずの実。昨年は不作に見舞われましたが、今年は今のところ豊作見込みとのことです。なかなか生で食べられる機会の少ないあんずを、是非ご賞味ください。

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生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 NPO法人 あんずの里振興会

    生産者名 NPO法人 あんずの里振興会 詳細

    後世にあんずの里を継いでいきたいという想いで、地域の60~70代のあんず農家の父ちゃんたちで2011年に設立。千曲市が管理する「あんずの里スケッチパーク」をはじめ、高齢化で続けられなくなったあんず果樹園の適正な管理と植樹などに精を出す。