秋田県は、ユネスコの世界自然遺産である“白神山地”と、日本三大美林の一つ“天然秋田杉”を有する緑豊かな土地です。北国の厳冬を耐え抜いた秋田杉は、年輪が細かく均一で、優美な色と香りが特徴。豊臣秀吉が伏見城の改修で使用するなど、400年以上も前から知られていたそう。
そんな秋田杉を使って作られる「大館曲げわっぱ」は、江戸時代に大館城主の佐竹義宣が領内の豊富な天然秋田杉に目を付け、貧しい武士の内職に作ることを推奨したのが始まりといわれています。
casane tsumuguの商品は、フレームとなる曲げわっぱを二重巻きにすることでボリュームを出し、2つのリングを使用して、釘などを一切使用せずに組み上げています。傷などは研磨でき、破損の際も補修可能な仕様。表面は蜜蝋と植物性油で仕上げているので、杉の香りもそのままに、木の経年変化や艶を楽しむことができます。