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400年の伝統素材「会津木綿」を、現代の暮らしへ

諸国良品

2019/12/20

1627年に会津藩主が織師を招いて技術を広めたのが始まりという「会津木綿」。明治末期から大正にかけて最盛期でしたが、ライフスタイルの変化で需要が減少。そんななか、震災後の2011年秋に地元の若手による「会津木綿」の会社がスタートしました。当初は織元から生地を仕入れて商品を企画していましたが、2016年からは自分たちでも生地を織り始めるなど、進化し続けています。

会津木綿は縦縞模様が特徴で、かつては“地縞(じしま)”と呼ばれる地域ごとの柄が存在し、衣服の模様で出身地がわかるような身近な素材だったといいます。「株式会社IIE」がある福島県会津坂下町青木地区は、織物産業の中心的場所でした。

町内には機屋が軒を連ねていましたが、時代の流れからおよそ30年前に会津青木木綿は一度姿を消してしまったそう。現在はIIEの運営する「IIE Lab.」を含む3軒が会津木綿を生産していますが、伝統的な方法で少ししか生産量がありません。代表の谷津拓郎さんは「会津木綿の良さを広めていき、地域が紡いできた歴史や豊かなくらしを次世代につないでいきたい」と話します。

丈夫で破れにくく、野良着や普段着として400年以上地域で愛されてきた会津木綿を、若手の感性で新しく蘇らせる。IIE Lab.では「土の匂いと、遊び心と。」をコンセプトに、日本の豊かなくらしの原風景が広がる会津だからこそ生み出せる商品を企画しています。

「伝統ある素材から“古い、けど新しい”驚きを届けたいと思っています。日々のくらしが愉しくなるアイテムを提案したいです」という彼らがオススメするのが会津木綿のストール。冬は寒く夏は暑いという会津の気候に合った素材である会津木綿は、保温性や通気性、吸水性に優れているので、オールシーズン使うことができます。

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生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 株式会社IIE

    生産者名 株式会社IIE 詳細

    「次の世代につなぐ ものづくり」をテーマに、地域に伝わる素材「会津木綿」を使い、使い手と作り手と売り手と一緒に幸せになるものづくりの仕組みを作っている会社です。2017年には研究拠点兼ファクトリーストアである「IIE Lab.」がオープン、地域に眠っていた大正時代の織機を復活させ、織物の生産や藍の栽培なども行っています。