僅か5組の農家だけが受け継ぐ幻の原種

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諸国良品

2018/11/19

別名「204号」と言われる黒香は椎茸の原種と言われています。椎茸本来の味と香り、そして歯ごたえを備えたまさに幻の逸品。なぜそんなに珍しいものを作る人が少ないのか。収穫するときにわかる、最大の問題がありました。以前は、黒香を育てる生産者がたくさんいました。しかし椎茸を原木から採るとき、原木から簡単に採れず、爪が剥げてけがをしたり、椎茸がちぎれて売りものにならなくなることもしばしば。

「昔は黒香を包丁で切って収穫する農家さんもいました。収穫の手間や収穫量の少なさが原因で生産者が減少しました。」と森田さんは話します。春に一度しか収穫ができず、生産者にかかる苦労だけではなく、収穫量の少なさも生産者が頭を悩ませる原因でした。

それでも、「このおいしさを途絶えさせるわけにはいかん。一度食べたら忘れられない椎茸本来の旨みを、皆さんに届けたい」そんな強い志を持った5組の生産者だけに受け継がれているのがこの幻の椎茸です。

普通の乾燥椎茸と黒香の違いは、水に戻した時にはっきりとわかります。生の椎茸ではないのかと錯覚させるほど、コリコリとした弾力に生椎茸に負けない歯ごたえが黒香の特徴です。「なんだかいつもと違う」と言わずにいられないだし汁の香りに魅了されます。

どんなに収穫に苦労しても、どんなに収量がすくなくても、誰もが魅了されてしまう黒香の味と香りをたくさんの人に届けたい。そんな生産者の熱い思いが詰まった1袋です。

生産者紹介

  • 供給者画像:生産者名 原木椎茸こだわり会“黒香”

    生産者名 原木椎茸こだわり会“黒香” 詳細

    昭和17年頃、人口培養法が発明されてから一般的に栽培されていた黒香(204号)。収穫に手間がかからず、収量も多い新たな品種が増えていくにつれ、黒香の生産者は減少、平成5年にはついに、黒香の種駒の供給が途絶えの生産もストップしました。そんな中、本物の椎茸の味を求める7戸の生産者の熱い要望で種駒を生産開始、平成8年にはこだわり会を結成しました。現在はこの5組の夫婦だけが、黒香を栽培しています。

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