標高300mに位置する木頭地区は、夏は最高気温40℃、冬は最低気温零下10度まで年間を通じて気温の差があります。このように寒暖の差が激しく、積雪が少なく雨が多い、また、朝夕の霧が多い気象条件はゆず作りには最適。香り、酸味が強く甘みのあるゆず果実が生まれます。
「桃栗3年、柿8年、柚子の大馬鹿18年」という言い回しがあるように、育つまでに時間がかかるゆずは、農産物として流通させにくいとされていました。しかし、「木頭ゆず」は独自の技術で5~6年で実をつけられるようにし、昭和52年「朝日農業賞」を受賞。名実ともに日本一のゆずになりました。
「黄金の村」が生産しているのは、農林水産省のガイドラインに基づき栽培期間中、農薬・化学肥料不使用の特別栽培の木頭ゆず。ゆず果汁はもちろん、果皮や種まで安心してご利用いただけます。
ゆずは収穫後、時間が経つに連れ酸味が弱まり、甘みは強くなりますが、日持ちが悪くなります。 搾りたてのゆず本来のフレッシュな香りと、豊かな酸味を食卓にお届けするために、「黄金の村」では収穫後24時間以内に搾汁し、加工品としても展開しています。
秋の収穫期になるとゆずが色づき、イチョウが紅葉し、村中が“黄金色”に輝く「木頭地区」。「私たちが木頭ゆずを世界に発信し、知ってもらい、味わっていただき、そして木頭ゆずでみんなに潤って欲しい。そんな思いで日々ものづくりをしてます」と「黄金の村」の神代晃滋さんは語ります。