農薬、化学肥料を使用しない甘夏みかん栽培を始めて40年が経とうとしています。自身が水銀で犯され、毒や薬の恐ろしさを知っていた水俣病患者のみかん生産者が始めました。
1年かけて「自然と生産者」が作り出す、みかんの美味しさをジュースにしたい。大事に育てたみかんを最後の1玉まで大切に使いたいと、1玉1玉丁寧に搾っています。果実のみを搾った自然のままの美味しさです。
シトラスマスターという外皮の苦味が入らない機械で1玉ずつ絞っています。防腐剤など一切使用していない100%みかんジュースです。そして残った外皮はオイルを絞り、手作りの石鹸に活用しています。
味は3種類。水俣で一番作付けの多い「あまなつ」はさっぱりとした甘さ、近年人気の「しらぬい」は甘みが強く、不動の人気「うんしゅう」は甘みと酸味のバランスがよい。それぞれの特徴を味わえます。