海に囲まれた千葉県房総半島は落花生に適した砂地が多く、全国で唯一の落花生を研究する機関「千葉県農林総合研究センター」が数々の品種を開発してきた背景もあり、国内70%以上もの落花生が生産されています。
ここ館山市でも落花生は秋の風物詩として昔から親しまれてきた農産物ですが、そんな生産地ならではの食べ方が「茹で豆落花生」。収穫した生の落花生をそのまま塩を加えて茹でて食べるシンプルな方法です。
鍋にお好みの量の落花生をいれ、落花生が浸かるぐらいまで水を足します。落花生1kgにつき50g程度の塩をまぶして、40~50分(圧力鍋だと10分)茹でれば完成です。皮をむいてお召し上がりください。
落花生といえば「煎り豆」はポリポリした食感で、少し焦げた味が印象的ですが、「茹で豆」は柔らかく甘みが包まれてジューシーな味わい。茹でたてであれば、なおホクホクとして秋の夕涼みにぴったりです。
これまで保存に優れた煎り豆落花生が一般的でしたが、近年流通網の発達や産直市場が増えたことで、茹で豆落花生を楽しむ方も増えてきました。お届け後一度茹でて冷凍すれば年中食べることもできます。
数ある品種のうち、今回の出品は落花生一番人気の「千葉半立」と茹で豆落花生に適した品種「おおまさり」。それぞれに個性のある味なので、ぜひこの機会に旬ならではの食べ方でお楽しみください。