「おいしい」を通じて、忘れられた名産とまちの物語を届けたい

「おいしい」を通じて、忘れられた名産とまちの物語を届けたい

諸国良品

2025/03/01

可児発、地域の魅力をぎゅっと詰め込んだサステナブルスイーツ「かにたろうクッキー」

「可児市には、“これ”という定番のお土産がまだないんです」
そんなひと言から生まれた、ひとつのお菓子。岐阜県可児市で誕生した「かにたろうクッキー」は、地域の農と歴史をぎゅっと詰め込んだ、やさしい味わいのスイーツです。

主役は、可児市特産の里芋「土垂れ(どだれ)」。かつて「赤エフ」と呼ばれ、関西方面にまで出荷されていた名産品ですが、生産者の高齢化とともにその姿は徐々に消えていきました。そんな里芋の魅力をもう一度届けたいと、休耕田を活用して栽培に取り組んでいるのが、地域の農家や有志が集まる「さといも塾」です。

さといも塾が育てる里芋は、無農薬・有機質肥料で育てられた自然の恵み。市場に出回らない親芋なども「もったいないからこそ、美味しく使おう」と、熱処理を施しペースト状に加工。そのうまみをぎゅっと練り込んで完成したのが、「かにたろうクッキー」です。製造は地元の銘菓・恵那川上屋が担当。素材の風味を活かし、どこか懐かしい、素朴でチャーミングな味に仕上がっています。
そして、このクッキーには物語があります。
「かにたろう」という名前には、いくつもの意味が込められています。

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まず、里芋は親芋から子芋、孫芋と数を増やすことから、古くから子孫繁栄の縁起物とされ、おせち料理などの祝いの場でも親しまれてきました。英語では「TARO」と呼ばれ、日本での「里芋」という名前は、山間地で穫れる「山芋」に対して、集落に近い「里」で育つことから名づけられたと言われています。里芋はもともと、南国の主食にもなるタロイモの一種です。

また、可児市を含む木曽川中流域には、桃太郎伝説にまつわる土地が点在しています。可児市の南部には、桃太郎が鬼退治の旅の途中に立ち寄ったとされる「桃山(ももやま)」や、鬼の住処だったと伝わる「鬼ケ嶽」などがあり、地域の人々の間では今も昔話として語り継がれています。
そんな歴史と風土を背景に、「可児(かに)の桃太郎伝説」と「TARO(たろう)=里芋」をかけ合わせて生まれたキャラクターが、「かにたろう」です。
さらに、セットになっているコンフィチュールにも、可児の豊かな恵みが活かされています。

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地域の農と文化を、まるごと味わう「かにたろうクッキー」。
可児らしさがぎゅっと詰まった、誰かに渡したくなるストーリーのあるお菓子です。

地元で栽培された厳選栗を使った「くりミルク」は、栗本来の香りと甘さを大切に、余計なものを加えずまろやかに仕上げた栗のミルクジャム。
また、「はちみつジンジャー」は、可児市の養蜂家「Honey farm Mel」が“本当の蜂蜜の美味しさを届けたい”という思いで採った蜂蜜に、生姜を加えて爽やかな後味に仕上げた一品です。

お菓子からコンフィチュールまで、まるごと可児の素材と物語を楽しめる「かにたろうクッキー」セット。
あなたの大切な人への贈り物に、可児の物語を添えてみませんか?

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生産者紹介

  • 一般社団法人カニミライブ

    生産者名 一般社団法人カニミライブ 詳細

    「一般社団法人カニミライブ」は、可児市と(株)良品計画で特産品や地域ブランドの開発及び販売、販路拡大などを目的とした地域商社です。地域経済の振興だけでなく、広く地域の魅力を発信し多くの方にその魅力を発見してもらう取り組みも行い、様々な活動を通じた関係人口の創出や定住促進なども進めるとともに、一般社団法人として公平・公益・公共性を重視し、特産品販売などによる収益を地域に還元し、さらなる活性化を目指しております。

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