日本海側最大の梅産地 福井県若狭町より 【福梅】

日本海側最大の梅産地 福井県若狭町より 【福梅】

諸国良品

2025/03/01

福井梅の栽培の歴史は古く、江戸時代(1830~1844年)に福井県若狭町(旧三方町伊良積)で発祥したと伝わっています。明治15年頃から梅栽培が本格的に定着して地域の名前をとり「西田梅」と呼ばれるようになりました。昭和40年代には生産量1,000トンを超える産地となり、昭和42年には産地の更なる躍進を目指して「福井梅」に名称変更が行われました。

福井梅は発祥である若狭町西田地区に「平太夫」と「助太夫」という家の庭に梅が植えられていたことに始まります。この木は屋号から当初は「平太夫梅」「助太夫梅」と呼ばれていました。そして、西田地区で栽培されていることから、「西田梅」と呼ばれるようになりました。

先人達の努力によって明治時代にこの地に合った品種改良が行われ、平太夫梅と助太夫梅を交配し、梅加工用に改良されたのが「紅映梅」となり、助太夫梅を病気等に強く品種改良された梅が「剣先梅」となり、しっかりした果肉の特徴を活かし、主に梅酒用の品種となりました。

記事内画像:001 日本海側最大の梅産地 福井県若狭町より 【福梅】

肉厚でハリとツヤがある深緑の果皮と、剣先のように実の先が尖ったかたちが美しい剣先梅。果肉がしっかりとしていて梅酒・梅ジュースに向いています。福井の梅栽培の歴史は古く、発祥は江戸時代で、この剣先梅も福井だけで古くから育てられている品種です。苗を増やすことが難しく生産量が増やせないため、大変希少な品種です。

種が小さく、果肉は肉厚で緻密、果皮もやわらかいので、梅酒や梅ジュースだけでなく、梅干しにも向く品種です。福井県を代表する品種で、日が当たった果実の表面が口紅のように紅色に染まることから、「紅映梅」として命名されました。

記事内画像:002 日本海側最大の梅産地 福井県若狭町より 【福梅】

生産者紹介

  • 田辺農園【株式会社福梅】

    生産者名 田辺農園【株式会社福梅】 詳細

    福井県若狭町で先祖代々受け継がれてきた梅園を大切に育てています。主要産品は「紅映梅」になり、栽培に手間がかかることと、栽培面積当たりの収穫量が少いことから生産者泣かせの品種です。収穫も80%が手もぎ集荷の為大変手間が掛かりますが、高品質な梅を提供する為に日々研鑽しています。他の栽培品種は「剣先梅」で、大変希少な梅で、青い香りが特徴的な青梅で、主に梅酒用として出荷しています。

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