無茶々園で梅を作り始めたのは大体15年前ほど。柑橘の収穫を終えた後の農家収入の一助になればと思っての推進でしたが、日当たりと風通しの良い明浜の地は梅の有機栽培にも適していたようです。5月末から6月なかばまで、すっかり梅の季節となりました。
無茶々園で栽培している品種の多くは「南高梅」ですが、受粉用もかねて「紅さし」や「加賀地蔵」といった品種も育てています。栽培期間中、化学農薬、化学肥料、除草剤は不使用。表皮に多少の黒点がありますが、味に問題はございませんのでご了承ください。
まだ青くて果肉が固い、熟れはじめの梅を「青梅」と呼んでいます。固さがありつぶれにくいので、砂糖につけこんでしっかりとエキスが抽出できます。梅酒や梅ジュースづくりに最適です。
青梅を樹上に成らしておくと日に日に熟度が進み、青みが薄れてほんのりと黄色くなってきます。果肉はやわらかく、ふんわりと漂う甘い香りが特徴で、梅干しづくりに向いています。なお、梅の扱い方や加工方法をまとめた「梅レシピ集」も添えてお届けします。
梅の熟期にあわせて出荷するため、お届け時期が少々変わる点はご理解ください。ただ例年ならば、青梅は5月下旬~6月上旬、梅干し用梅は6月上旬~中旬の発送となります。熟度に応じて使い分けが必要な産物ですので、ある程度お任せいただけると幸いです。
出荷にあたっては品種混合、大小込み(極端な大小は避けます)でのお届けとなります。こちらもあわせてご理解くださいませ。