災害に備える「ローリングストック」。食料と飲料を専門家がセレクト

防災に備える「ローリングストック」。まずは食品と飲料を専門家がセレクト

おたより/いつものもしも

2026/10/25

防災対策として、家庭ごとの備えが推奨される「ローリングストック」。常に一定量の備蓄があれば、万が一のときでも安心です。その考え方と選び方、無印良品のおすすめアイテムについて、防災士の資格を持ち、食品保存にも詳しい料理研究家の島本美由紀さんにうかがいました。今回は、おいしくて災害備蓄にもぴったりな食品と飲み物について。
(取材・文/オカモトノブコ)

※無印良品週間の期間中は一部店舗・ネットストアにて、売り切れとなる可能性があります
※ネットストアからは、店舗在庫を確認できます。お店でのお買い物の参考に活用ください(データの反映にタイムラグが発生する可能性があります)
島本美由紀さん
お話を聞いた人:島本美由紀さん
料理研究家、ラク家事アドバイザー。身近な食材で手軽にできる料理が人気で、テレビ出演も多数。活動は料理だけにとどまらず、冷蔵庫収納&食品保存のスペシャリストや食品ロス削減アドバイザー、防災士としても活躍。『ムダなく使いきれる! 冷蔵庫収納術』(COSMIC MOOK)、『もしもに備える! おうち備蓄と防災のアイデア帖』(パイインターナショナル)など、著書は80冊を超える。

ローリングストックとは? 基本の考え方

ローリングストックとは、普段から食べている食品を多めに買い置きし、期限の近いものから消費した分を買い足していく防災備蓄のこと。

無印良品のローリングストック

「日常的に食べているものなら、いざという時にも食べ慣れたいつもの味が非常時のストレスを軽減してくれます。普段使いをしながら定期的に買い足せば、賞味期限をチェックしながらフードロスも防げます」と、島本さん。

そこで次からは、ローリングストックに向く食品を部門ごとにピックアップ。
選び方のポイントと、おすすめのアイテムを教えてもらいました。

① 使いやすい「パスタソース」部門

「ローリングストックの中でも、パスタはおすすめの食材。賞味期限が長くてかさばらず、保存場所も取りません。レトルトのパスタソースもあわせてストックを」

こう話す島本さんがまずおすすめなのが、パスタはもちろん、ごはんや餅にもよく合う『素材の旨みひきたつパスタソース ボロネーゼ』。

無印良品の素材の旨みひきたつパスタソース ボロネーゼ

「災害時の食事はどうしても炭水化物に偏りがちなので、肉や魚、豆類などたんぱく質を多く含むソースがおすすめ。特にアレルギーがなければ、災害時ということを少し忘れられるような、魚介やトマト、クリームのリッチな香りや味にも癒されます。

また、たとえ具材は多くなくても、災害時はいつも食べている味に心が落ち着くもの。納豆を使った和風パスタなども良いですね」

無印良品のあえるだけのパスタソース ひきわり納豆とだし醬油

「パスタの麺は、加熱時間が短めのものを選ぶのがポイント。また災害時には、パスタを水に浸して2時間ほど置き、水を切って熱湯でゆでると、約1分間ほどでゆで上がる省エネの時短テクニックもあります。この“水漬けパスタ”、大きい器がなくても半分に折ればOKです」

② そのままおいしい「カレー」部門

手軽に食べられて、忙しいときなどにも重宝するレトルトカレー。防災備蓄という観点からも、ストックしておくと便利な食品です。

「火を使わなくても食べられるし、ごはんを湯煎にかける場合は一緒に温められるのも良いところ。『素材を生かした おうちのこだわりビーフカレー』など、お肉や野菜がしっかり入って不足しがちな栄養素を補えるものがおすすめです」

無印良品の素材を生かした おうちのこだわりビーフカレー

「災害時は貴重な水を必要以上に欲してしまわないよう、辛さはマイルドなものがおすすめ。『北海道味噌と豆乳のスープカレー』の辛さ目安は★2つですが、それほど辛さを感じません。味噌と豆乳のたんぱく質、根菜の食物繊維などもしっかり摂れて、こちらも災害時向き」

無印良品の北海道味噌と豆乳のスープカレー

「また、子どもがいる家庭なら『素材を生かした 辛くない 国産りんごと野菜のカレー』も良いですね。りんごが隠し味の甘めな野菜のカレーは、大人が食べてもホッとできる味。量は控えめですが、食欲が落ちやすい災害時には適したサイズです」

無印良品の素材を生かした 辛くない 国産りんごと野菜のカレー

③ アレンジもできる「スープと汁物」部門

「食欲がなくなりやすい災害時も、汁物であればのどを通しやすいもの。野菜不足になるため食物繊維が含まれて食べ応えがあり、長期保存できることが選ぶときのポイントです。

おすすめは、お湯を注ぐだけで手軽なフリーズドライ。なかでも味噌汁は、非常時ほどなじみのある味に心が安らぎます。

スープなら、寒い時季は『食べるスープ 揚げ茄子と豚肉の生姜スープ』、夏で食欲のないときはのど越しのいい『食べるスープ オクラ入りねばねば野菜のスープ』など、季節で使い分けるのも良いですね」

無印良品の食べるスープ 揚げ茄子と豚肉の生姜スープ

「カルシウムや鉄、食物繊維などの栄養素が含まれる『わかめスープ』も、備蓄しておきたいひとつ。炊き込みごはんなどのアレンジ調理にも向いています」

無印良品の湯せん調理ができるポリエチレン袋で作ったわかめごはん
撮影・林ひろし

「火や水を使わず食べられるレトルトのスープも便利。『長期保存 1/3日分の野菜を使った かぼちゃスープ』をはじめ、『素材を生かしたスープ かぼちゃのポタージュ』も常温でおいしく、スパイスをほど良く効かせたかぼちゃの甘さにほっこりします」

無印良品の長期保存 1/3日分の野菜を使った かぼちゃスープ

④ 備蓄しやすい「ごはん・麺」部門

「エネルギー源になる炭水化物をストックすることはとても大切。災害時は胃に負担がかからず消化しやすい白米をはじめ、不足しがちな食物繊維が含まれる雑穀米などもおすすめです。

ローリングストックに良いのは、電子レンジや湯煎にかけてすぐ食べられるパックごはん。ごはんを炊くのが面倒なとき、炊き忘れたときにも重宝します」

無印良品の温めて食べるパックごはん 雑穀米

「また、非常食の定番アイテムがアルファ化米。軽量・コンパクトで備蓄しやすく、水を注ぐだけで食べられて長期保存できるのがメリットです」

「さらに常温で長期間の保存ができるインスタントの袋麺も、ローリングストック向き」

無印良品のチキン味 ミニラーメン
撮影・林ひろし

「特に災害時、食欲がないときも少量なら食べられる『チキン味 ミニラーメン』は、お湯をかければ簡単にできて、やさしい味わいに気持ちもほぐれます。そのままスナック感覚で食べることもできるので、おやつにもおすすめです」

⑤ 水分補給だけじゃない「ドリンク」部門

私たちが生きるうえで不可欠な水。「大人ひとりで1日3Lが備蓄の目安で、7日分は用意しておきましょう。2Lボトルのほか、使い勝手の良い500mLボトルを準備しておくのもおすすめです」

「飲み物では、慣れた味や香りのお茶もストックしてあると気持ちも落ち着きます。災害時は、水でもサッと溶ける粉末状のものが便利」

無印良品のサッととけるマイボトル300ml用 緑茶

「ホットで飲むドリンクの場合は、普段から慣れた味のほか、香りに心がなごむものを選んで。コーヒー好きな人は、やっぱりコーヒーがあると嬉しいものです。手軽なドリップタイプがおすすめ」

無印良品のコーヒーとスイーツ

「また災害時には、いつもと違う環境の中、不安で眠れなくなるというケースも。お好みで、カフェインレスのお茶やコーヒーなどをストックしておくのも良い方法です」



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