くらしのコツ
蒸篭(せいろ)の良いこと、基本の使いかたとお手入れ

2026/01/16
難しいように見えて、じつはとても手軽に取り入れられる、竹製の蒸篭(せいろ)。
そんな蒸篭の良いことと基本の使いかた、そしてお手入れについて、まとめました。
良いこと

・食材の旨み、甘みを引き出す
・食材の栄養が流れ出ずに残る
・食味が良く、ふっくらと火が通る
・油を使わないため、ヘルシー
・調理の手がかからない
・そのまま食卓に出せる
・そのまま蒸しなおして再加熱できる
食材を蒸気で加熱する蒸篭(せいろ)を使った調理は、食材のうまみや甘みを引き出し、素材そのもののおいしさを味わえることで知られています。
油を使わないので健康にも配慮しやすく、茹で水もないため、栄養がそのまま食材へ残るのも良い点。
さらに、蒸気で水分が補われるため、ふっくらしっとり、食味良く仕上がります。
仕上がりの良さといえば、見ためもそうです。
盛りつけた姿のままで火を通せるため、きれいな完成形を目指しやすいのが良いところ。
また、蒸篭はそのまま食卓へ出しても見ばえが良いため、食器を兼ねられ、洗いものも減らせます。
そして、食材の魅力が引き出された結果、冷めてもおいしさが続くこともまた、蒸篭調理の特長です。
あたためなおしたいときにも、蒸篭に入れたまま再び蒸気にあてて、加熱できます。
調理の手順がわかりやすく、失敗が起きにくいところも、蒸篭が支持されている大きな理由のひとつ。
蒸気があがったあとは火加減の調整も不要、ふたを開けて様子を見ながら、好みの仕上がりを確認していきます。
逆に、定番のレシピなどで加熱終わりまでの見込み時間がわかっているときは、鍋や蒸篭につきっきりで世話をせずに済む手軽さも、蒸篭の良いこと。
また、可能な段数にもよりますが、複数の蒸篭を重ねて、一度に火を通せる効率の良さも、家事の手間を救ってくれます。

基本の使いかた

・使う前によく濡らす
・蒸し布やクッキングペーパーを敷く
・沸騰した鍋の上にセットする
・中~強火で火力を保ち、一気に蒸す
・重ねるときは、火の通りにくいものを下段へ
竹製の蒸篭(せいろ)は、お湯を沸騰させた鍋の上に置き、たちのぼる蒸気で火を通す、蒸し料理の道具です。
そのため、まず準備したいのは、鍋に水を張って沸かすこと。
そして、食材を詰める蒸篭は、しっかり事前に水で濡らしておくことが大切です。
このことで、蒸篭を鍋の上へ置いたときの焦げつきを防ぎます。
食材を詰めるときにも、下に蒸し布やクッキングペーパーを敷いて、蒸篭に食材がくっつかないよう対策を。
網目状のシリコーン製シートもこの役割で使えるもので、扱いやすく、くりかえし使える点で役に立ちます。
沸騰し、湯気が立った鍋の上へ蒸篭を乗せるときには、安定を保つため、必要に応じて専用の受け台を取り入れます。
そして、中~強火で蒸気の勢いを保ったまま、一気に蒸し上げ。
複数の蒸篭を重ねるときには、肉や魚など、火の通りにくいものを下段へ置くのがコツです。
蒸している間は手がかからないため、キッチンタイマーなどで時間を測り、ほかの作業を進めると、家事そのものも段取り良く進みます。
お手入れのコツ

・洗剤を使わず、ぬるま湯で洗い流す
・軽い汚れであれば、ぬれふきんで拭き取り
・しつこい汚れは、シュロたわしなどで軽くこすり洗い
・つけ置きや濡れたままの放置はしない
・食洗器や乾燥機は使わず、風通しの良い日陰で干す
使い終わった蒸篭(せいろ)は、洗剤を使わず、ぬるま湯で洗います。
蒸し野菜づくりなど、汚れがほぼないようであれば、ぬれふきんで拭き取るお手入れでも十分です。
また、肉や魚の脂など、しつこい汚れがあるときは、シュロのたわしなどで軽くこすり洗いを。
このとき、力を入れすぎると編みあわせた蒸篭の型崩れにつながるため、やさしく丁寧に進めます。
内側だけでなく、底の裏面も見落としなく。
そして、洗い終わった蒸篭は風通しの良い日陰へ吊るして、しっかり乾かします。
カビの元を引き寄せてしまうため、つけ置きや濡れた状態では保管しないことが、お約束。
また、天然素材でつくられた蒸篭の変形につながるため、直射日光に当てて干したり、食洗器や乾燥機にかけることも、ご法度です。
難しく考えなくても、洗ってざっと水気をとれば、あとは良き場所へ吊るしておくだけで、自然ときれいに乾いてくれます。
ふだんの収納も吊るして保管しておけると、さらにカビを防ぎやすいほか、見ためにもキッチンの空間へあたたかみを添えてくれます。
まとめ

手軽に取り入れられ、家事にも健康にも良いことづくしな、竹製の蒸篭(せいろ)。
基本の使いかたとお手入れを身につけて、日々の食事づくりが効率良く、おいしく進みますように。

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