わたしの愛用品|MY FAVORITE MUJI vol.1

無印良品 新生活 インテリア くらしのくふう 愛用品

おたより/くらしのくふう

2025/02/16

ふと手に取ったものであったとしても、永く使い続けていれば、その人の生き方やスタイルが表れてくるもの。自身もものづくりに携わる7名に、愛用する無印良品のプロダクトと、その理由について聞きました。ここでは、前半の3組をご紹介します。
 
無印良品 新生活 インテリア くらしのくふう 愛用品

スチールユニットシェルフ

アトリエ・グリズー


「『ものは少ししか持たず、すべてが目に見える収納にしたい』。そんな思いを抱いていた時に出会いました。服も靴も本も、すべてこの棚に。丸見えなので整理整頓の習慣がつきました」

27年前に無印良品のパリ1号店で3台購入した後、数台買い足し、現在は木工アトリエの道具棚として使っている。

「仕様が変わってもモジュールは同じなので違和感がありません。永く使い続けている無印良品のものはたくさんありますが、どんな空間にも調和して無駄な主張をしない。質素な暮らしの中にあってより輝くものだと感じています」
 

atelier GRIZOU /「くらしの原点」を見つめる展示会を、1995 年より継続して企画している日本とフランスのデザイナーユニット。仏在住。

無印良品 新生活 インテリア くらしのくふう 愛用品

チューブチェア 背クッションタイプ

加藤孝司


「愛猫のジャスパーが生後3ヶ月で家に来たのは11年前の冬でした。当時、仔猫のジャスパーにこの椅子を独占されたことは、今でもほんわかする思い出です」

加藤さんが普段使いの椅子を探している時、そのデザインに一目惚れしたというのが、MUJI 東京ミッドタウン(現在は無印良品 東京ミッドタウン)がオープンした際に販売された、スチールチューブの曲線が美しい椅子。

「写真の編集や執筆の仕事中、あぐらをかいても余裕の広さがある座面も気に入っています。愛猫の成長とともに使い続けている椅子ですから、あと20年は使いたいですね」


Takashi Kato/フォトグラファー、ライター。自然と人工の関係を考察しながら、写真作品の制作などを行なっている。

無印良品 新生活 インテリア くらしのくふう 愛用品

ステンレスのカトラリー

鈴木 元


「10年前にアメリカから帰国した際、新しい生活を始めるために無印良品でいろんなものを揃えました。その時に手に取ったのがこのカトラリーです。ジャスパー・モリソンがデザインしたものですが、厚みや重さに“普段着”っぽい良さがあり、全体が優しい雰囲気なのが気に入って」

名作カトラリーをよく購入するという鈴木さんだが、このカトラリーを愛用する理由は「気取りのなさ」だという。

「ふつうだけど、よく見るといい形をしている。生活のベースになる『ちょうどいいもの』をデザインするのって難しいんです」


Gen Suzuki /日用品、家具、家電などの幅広い領域で、国内外の企業とデザインを行うプロダクトデザイナー。


※販売終了しているアイテムもございます。



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