[春の服装に迷ったら]気温差と花粉症対策が服選びのポイント

気温別春の服装と花粉症対策

おたより/暮らしのQ&A

2026/03/11

寒さが和らいでくると、待ちに待った春に。ただし寒暖差が激しい時期なので、実は服装選びが難しい季節でもあります。
春にちょうどよい服装選びのコツとはあるのでしょうか? ウェザーニュースで「服装予報」を担当している畠山清佳さんにうかがいました。
 
畠山清佳
お話を聞いた人:畠山清佳さん
株式会社ウェザーニューズに2006年に入社。スマートフォンやフィーチャーフォン向けのお天気サイトやアプリの運営・企画を行う。現在は、天気と体感の予報から朝晩と昼間の寒暖差に対応した最適な服装を提案する人気サイト・アプリ「服装予報」を担当。10日先までの最適な服装をチェックできます。

気温と服装の関係は?

●気温と服装の対応
30℃以上半袖(室内では+羽織物)
25℃以上~30℃未満半袖シャツ
20℃以上~25℃未満長袖シャツ
16度以上~20℃未満カーディガン
12℃以上~16℃未満セーター
8℃以上~12℃未満トレンチコート
5℃以上~8℃未満冬物コート
5℃未満ダウンコート
出典:ウェザーニュース

四季のある日本は1年を通じて気温差が大きく、特に季節の変わり目である春と秋は、洋服選びが難しい季節です。そこで便利なのが、上記のチャート。25度以上なら半袖、12度未満ならコートが必要など、気温からその日に合った服装がわかります。
日中に活動する場合は、「最高気温」を目安にすればOK。朝晩の寒暖差が大きい日は「最低気温」もチェックし、プラスオンできる服を持って出かけると安心です。
また、風が強いと体感温度が下がり、日差しが強かったり湿度が高い(70%以上)と、体感温度が上がります。この点も考慮して、服装を選ぶとよいでしょう。

3~5月における気候の傾向は?

【3月】
東京、名古屋、大阪といった市街地では、日中の気温が14℃前後に上がります。厚手のコートなしで過ごせる気候ですが、朝晩は5℃前後とまだまだ冷え込むため、防寒対策が必要です。


【4月】
さらに気温が上がり、最高気温は札幌でも11度前後。東京、名古屋、大阪は20℃前後まで上がり、上着がなくても過ごせるようになります。ただし最低気温は10度前後と冷え込むので、早朝や帰りが遅くなる場合は上着はマストです。


【5月】
東京、名古屋、大阪は25℃前後まで気温が上がる日が増え、長袖シャツ1枚くらいがちょうどよい気候に。最低気温は15℃前後なので、早朝や帰りが遅くなる場合はまだ上着があったほうが安心です。

服装でできる、花粉症対策

春といえば花粉症の時期ですが、一般的に花粉症のピークは、2月半ば頃から4月頃といわれています。外出するときは「花粉が付着しない服装選び」が重要で、そのポイントは衣類の素材。綿、絹、化繊、ウールの中で1番付着しにくい素材は綿です。花粉症が気になる人は、なるべく綿の衣類を選び、帰宅したときは玄関を入る前に手ではらって入るといいでしょう。
インナーを選ぶ際にもコツがあります。静電気は衣類に花粉を多く付着させる原因のひとつ。静電気が起こりにくい綿を選ぶことで、花粉を付きにくくします。さらに、露出している頭や顔にも花粉が直接付着するので、つばの広い帽子をかぶるとよいでしょう。

気温別・服装とアイテムの選び方

ここからは気温別に、過ごしやすい服装とあると便利なアイテムをご紹介します。体感温度や暑がり・寒がりかによっても適する服が異なるので、あくまでも目安にしてください。

【気温10~14℃】厚手のセーターが活躍。薄手のアウターと組み合わせて

まだ本格的な寒さを感じる気温で、厚手のセーターが活躍します。特に寒さを感じる日は、機能性インナーを組み合わせると暖かくすごせます。
トレンチコートやブルゾン、フリースジャケットなど、厚手すぎないアウターで季節感のあるコーディネートを楽しみましょう。

◎まとめ
□厚手のセーターが活躍
□寒い日は、機能性インナーをプラス
□薄手のアウターを着用

【気温15~19℃】肌寒く、カーディガンなどの羽織りがマスト

20℃を下回る日はまだ肌寒さを感じる人が多いでしょう。カーディガンなどの羽織りが必要な気候で、ほどよいのは長袖シャツ+薄手のカーディガンの組み合わせ。Gジャンや薄手のコートなど、脱ぎ着ができる組み合わせもおすすめです。インナーを半袖シャツにする場合は、厚手のカーディガンを羽織るなどして調節を。
重ね着しておしゃれが楽しめるベストも、1枚あると便利です。薄手のセーターやスウェット、パーカーも活躍します。

◎まとめ
□カーディガンなどの羽織りがないと肌寒い
□長袖シャツにカーディガンやGジャン、薄手のコートを合わせる
□厚手のカーディガンのインナーは、半袖シャツを
□ベストや薄手のセーター、スウェット、パーカーも活躍

【気温20~24度】薄手の長袖が安心。寒暖差対策の羽織りを

過ごしやすい気候。半袖Tシャツ+襟がある長袖シャツがちょうどよく、脱ぎ着できるスタイルだとなお安心。日差しがない日は、インナーを長袖Tシャツにするとよいでしょう。

1枚で着るならブラウスやTシャツ、カットソーなどの薄手の長袖が活躍します。足元は夏らしいサンダルは避けたほうが無難です。

半袖か長袖か迷ったときは25℃をひとつの基準に。25℃以上なら半袖、未満なら長袖に。朝晩の気温差が大きい時期でもあるので、外出時は薄手の羽織りを持って出かけましょう。アウトドア用のアウターなら薄手でコンパクトなので、かさばらずに持ち歩きできておすすめです。

◎まとめ
□半袖Tシャツ+襟がある長袖シャツが最適
□長袖のシャツやブラウス、Tシャツ、カットソーなども
□寒暖差対策の薄手の羽織りが活躍
□25℃以上が、半袖を着る目安

まとめ

地域によって気温が大きく異なる季節ですが、天気予報をチェックしながら参考にしてください。また、暑いか寒いかは個人差があるので、「今日の格好は快適だった」という日は、ぜひ気温をチェックしてみましょう。「今日は薄ぎすぎたな……」という失敗もしかりで、自分の中に「〇℃のときはこの服装がちょうどよい」という事例をためていくと、洋服選びがよりスムーズになります。

※この記事は2026年3月4日現在の情報です。

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