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【婦人】通勤リュックの選び方 | 仕事用に使いたいPCリュックを紹介

2025/08/05
今回は、収納力や防水性能の有無、仕事用にも使えるデザインなど、女性の通勤に欠かせないポイントを押さえながら、おすすめのリュックをご紹介します。
毎日使うものだからこそ、服装やライフスタイルに合ったリュックを見つけましょう。
リュックで通勤するメリット
両手が自由に使え、体への負担も少ない
通勤リュックは両手が自由になるのがメリット。改札を通る際や、スマホでの急な連絡にも素早く対応できます。階段でつまずいたときも、しっかりと両手で手すりをつかめるので安全面でも〇。
また、荷物の重さが両肩に均等にかかることで、肩や腰への負担が抑えられるのも良いところです。
収納できる容量が大きい
容量の大きなリュックなら、さまざまな荷物を1つにまとめられるのもメリット。パソコンや折り畳み傘、マイボトルなどを入れても、すっぽり収まります。オーソドックスなA4サイズのショルダーバッグでは膨らみやはみ出しが気になる荷物量でも、リュックならサイドのポケットなどを利用して、スッキリ収めることができるでしょう。
子連れのときも便利
保育園の送り迎えや子連れの買い物をこなす働くママは、リュックを愛用している人が少なくありません。両手が空くので、子どもと手をつないだり、抱っこするのもラク。
中身が見やすいフロントファスナーやサイドポケット付きなら、おやつやティッシュを素早く取り出せて機能的。休日の公園遊びや家族旅行にも使えるため、出番の多い一軍バッグになるでしょう。
通勤リュックの選び方4つのポイント
通勤リュックを選ぶなら、機能性と実用性を確認しましょう。仕事関連でPCを頻繁に持ち歩くなら、お使いのPCが余裕をもって入る大きさを選ぶといいでしょう。
さらに、荷物が多い人ほどリュック自体の重さも重要。軽量素材のリュックなら、荷物を入れても総重量が抑えられ、肩や腰への負担を軽減できます。
また、急な雨が降ったときの備えとして、防水性能があるかどうかもポイント。撥水加工の生地や防水素材のリュックは、水の侵入をある程度防いでくれるので大切なパソコンや書類を守ってくれます。
PCが入る大きさを選ぶ
仕事で使う場合、PCを持ち運ぶ機会が多くなります。その場合、使用しているPCが無理なく収まるリュックのサイズ選びが大切。PCは衝撃に弱いため、パソコンケースにいれたサイズで出し入れしやすい大きさのものを選びましょう。
例えば、持ち歩き用で一般的によく使われる14型のノートPC。無印良品のパソコンケースサイズでは約290×380mmです。リュックの内寸が最低でもこのサイズより大きめのものを選ぶとスムーズに出し入れできます。バッグのデザインによって、角が丸く内側が狭いタイプもあるため、余裕を持ってリュックのサイズを選びましょう。

軽量素材でコンパクトなサイズ
荷物の重さに加えリュック自体が重いと、肩や腰への負担大。荷物が重い人ほど軽量なナイロンやポリエステル素材のリュックがおすすめです。さらに、電車通勤であれば、かさばるとほかの人の邪魔になりがち。薄マチのリュックを選ぶといいでしょう。
通勤用ならリュックの重さは800g以下が理想。1kgを超えると重いと感じる人もいるため、600g前後を目安に選ぶとよいでしょう。
また、肩紐の作りもポイント。幅広でクッション性のあるショルダーストラップは、重さが一点に集中しないため、肩への食い込みが和らぎ背負いやすくなります。
雨に強い防水性能をチェック
雨から荷物を守るため、通勤リュックには防水性能があるといいでしょう。パソコンや紙の書類を持ち歩く場合、防水性能がしっかりしているリュックなら急な雨でも安心です。
また、市販のリュックには「IPX」という防水の等級が表示されているものもあります。これは0〜8まで数値が大きいほど、防水性能が高いことを示す指標です。「IPX4」ならあらゆる方向からの水しぶきに耐えうるレベルとされ、強い雨でも中身が濡れにくい基準となります。
「急な雨でも安心」といった撥水仕様をアピールしているリュックも多く、日常の通勤であれば撥水・防水仕様のリュックが良いでしょう。
使う場面にあわせてデザインを選ぶ
通勤リュックは、シーンに合ったデザインを選ぶことも大事。オフィスカジュアルやスーツに合わせるなら、シンプルで装飾の少ない落ち着いたデザインを選んで。
派手な色柄やカジュアルすぎるデザインは、ビジネスシーンで浮く可能性があるので要注意。カラーは1〜2色に抑え、黒やグレーなどのベーシックな色合いを選ぶと良いでしょう。
一方、原色や柄物のリュックは、カジュアル度が増すため、通勤リュックには不向きな場合も。パステルトーンなどのやさしい色味をよく着る人は、淡いベージュやライトグレーを選ぶと全体の雰囲気を崩しません。
軽量で疲れにくいリュック
軽量で疲れにくいリュックは、肩や背中への負担を考慮した設計がポイントです。多彩なポケットや背面のクッションなど、機能性にも優れており、通勤のストレスを軽減してくれます。
肩の負担を軽くする 撥水上から開くリュックサック

無印良品の「肩の負担を軽くするリュックサック」は、特許取得済みのショルダーストラップ構造が特長です。荷物の重さが肩紐全体に分散されるため、大量の書類やPCを詰め込んでも肩に負担がかかりにくい設計。
約530gという軽さながら、耐荷重は20kg、最大積載量は28Lと収納もあります。天面が大きく開くファスナーで、中に入れた荷物が一目で見渡せるのも便利。
7つのポケットを備えており、小物の仕分けがしやすくリュックの中で荷物が迷子になるのを防ぎます。
雨の日も安心な防水リュック
雨の日のリュック通勤では、中の荷物まで濡れて、大事な書類をダメにしてしまうことも。そこで頼りになるのが、防水機能を備えたリュック。
最近は生地に撥水加工に加え、縫い目を接着するウェルダー加工など、水の侵入を防ぐ工夫を取り入れたモデルも。
耐水生地を使った ウェルダーリュックサック

雨から荷物を守る耐水生地を使ったリュック。生地を縫い合わせずに接着させるウェルダー加工により、水の侵入を防いでくれます。(完全防水ではありません)
耐水生地を使用し、時間が経っても水がしみにくい点も特長。約20Lの容量でパソコンのポケットやキャリーオンベルトも備わっているため、ビジネス用としても使い勝手の良い商品です。
本体の重さは約585g。フロントポケットや内側の仕切りもあるので、小物が散らばりにくく、整理整頓のしやすさも〇。オンとオフを問わず使用できるデザインです。
肩の負担を軽くする 撥水ナイロンビジネスリュックサック

撥水ナイロン素材を採用し、小雨程度であれば水を弾いてくれるので安心。特許技術のオリジナル肩紐が肩の負担を軽減します。
メインファスナーは大きく開くため、必要な荷物をサッと取り出しやすく、パソコンポケットやキャリーバー取り付け用ベルトなどビジネスシーンで役立つ機能も充実。
最大21Lの収納力と耐荷重20kgを備えながら、本体重量は約440gという軽さ。マチ幅が9cmとかさばらないので、混雑した通勤電車によく乗る方には特におすすめです。
服に合わせやすいデザインのリュック
スーツやオフィスカジュアルなど、幅広いスタイルに合うリュックがあると便利です。カジュアルすぎないデザインや素材感なら、ビジネスシーンでも浮きにくいでしょう。ここでは、さまざまな着こなしに合うリュックをご紹介します。
植物由来の原料を使った リュックサック

植物由来の原料(とうもろこし)を表地に一部使用して作ったリュック。程よい艶と落ち着いたブラックカラーはスーツとの相性もよく、フォーマルな雰囲気にも合います。
休日にカジュアルな装いに合わせても〇。幅広いシチュエーションで使えるのがうれしい。
約20Lの容量と耐荷重約20kgを確保しているため、パソコンや書類、折りたたみ傘なども余裕をもって収納できます。ショルダーの長さが調整でき、重さは約540gと軽量。
通勤リュックのお手入れ方法
通勤リュックは毎日のように使用するアイテムだからこそ、定期的に正しいお手入れをしましょう。
素材別の一般的なケア方法は以下のとおりです。
※お手入れは各商品の洗濯表示や取り扱い説明書を見て行いましょう。- 基本的に洗濯は不可です。汚れた場合は水で濡らして絞った布で拭いた後、良く乾かしましょう。
- 本革の場合、基本的に水洗いは厳禁です。革用クリーナーで汚れを落としてから、仕上げに革用クリームや、防水スプレーを使用してケアしましょう。
日常的なメンテナンスでは、以下のポイントを意識してください。
- 使用後はリュックの中にゴミやホコリが残っていないか確認し、必要に応じてブラッシングしましょう。
- 直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干しして湿気を取りましょう。
- 撥水素材の場合は撥水性を維持するため、定期的に撥水スプレーを吹きかけましょう。
通勤リュックを長く使うためには、濡れたままの状態で保管しないこと。保管する際は、直射日光に当たらない風通しの良い場所を選び、湿気対策として乾燥剤を入れましょう。使わないときは中に詰め物を入れると型崩れを予防できます。
毎日使うリュックであれば、週末は中身を出して陰干しするのがおすすめです。
まとめ
毎日使うものだからこそ、こだわって選びたいPCリュック。デザインやサイズ、防水性能などのほか、ショルダーストラップの作りや素材にも注目すると、荷物が重くても疲れにくくなります。
選び方のポイントを参考にぜひ自分にあったものを見つけてください。
※この記事は2025年8月5日現在の情報です。← 前の記事へ
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