暮らしのQ&A
ニット類、ダウンジャケット…… 冬物衣類を洗濯機で洗う方法

2026/04/04
大手住宅メーカーで営業職を経て、独立。主に掃除や家事、住宅に関する記事執筆を専門とする、ライター・アドバイザー&コラムニストとして活動中。監修本に『きほんから新発想まで 家事ずかん750』(朝日新聞出版)などがある。私生活では、三女の母。
自宅で洗濯できる衣類って?

結論からいうと、実はたいていの衣類は自宅で洗濯可能です。衣類には適切なケア方法を示す「洗濯表示」のタグが付いていて、5つの基本マーク(洗濯、漂白、乾燥、アイロン、クリーニング)が示されています。この中で「水の入った桶」のマークが家庭洗濯の可否を示していて、「×」が付いていれば水を使用した家庭での洗濯が禁止という意味。レーヨンやキュプラ、ウール、シルク、カシミヤ、皮革・毛皮製品、シワ加工がある製品などに多く、水に浸けると縮んだり、色落ちや型崩れ、シワになりやすい特長があるものがこれに当たります。手洗いなら問題ないこともありますが、いずれにしても自己責任。大切な衣類であれば、クリーニング店にお任せすることをおすすめします。
洗濯機を使うときは、優しく洗うコースを選ぶ

洗濯桶に手が入っているマークは「手洗い可能」という意味ですが、衣類のダメージを抑えてたっぷりの水で優しく洗い上げるコースを選べば、洗濯機で洗うことができます。洗濯機によってコース名が異なりますが、手洗いコース・おしゃれ着コース・デリケートコース・ドライコース・おうちクリーニングコースなどが一般的。ただし通常モードより洗浄力は弱いので、シミや汚れがある場合は事前に落としてから洗濯機に入れましょう。
洗濯機に衣類を詰め込みすぎると汚れが落ちなかったり縮みや傷みの原因になることがあるので、洗濯機の容量の4~6割程度の少ない量にとどめましょう。
おしゃれ着専用の「中性洗剤」でトラブルを回避

デリケートな衣類を洗う際は、おしゃれ着専門の「中性洗剤」がベスト。普段使いの弱アルカリ性の洗剤は、汚れ落ちはよいものの縮みやごわつきの原因になるので避けましょう。柔軟剤は肌触りが良く仕上がり静電気を抑える効果があるので、必要に応じて使用すると◎。
また、他の衣類との絡まりや摩擦による衣類の傷みが気になる場合は、洗濯ネットに入れて。たたんだ衣類がぴったり収まるくらいのサイズが適しています。洗濯ネットが大きすぎる場合は、余っているところを縛ってしまいましょう。
手洗いする際は、水かぬるま湯を張った桶に中性洗剤を溶かし、軽く押し洗いする程度に。脱水時間は極力短めにすることで、シワがつきにくくなります。
風をしっかり当て、型崩れしない干し方を

冬物は厚みがあり乾きにくいですが、なるべく早く洗濯物から水分を取ってあげることが大切です。そのためある程度の気温と風があるといいですが、直射日光はNG。日焼けの原因にもなるので服を裏返しにして、風通しの良い日陰で干しましょう。また、湿気が多い日も避けます。
室内干しする場合は、サーキュレーターで風をしっかりあてるのが〇。大切な衣類は、室内干しすることをおすすめします。ニットなどは水に濡れると重たくなって型崩れしたり伸びたり跡が付きやすいので、平らな場所に広げて干す「平干し」が推奨されます。平干し専用のネットを使用したり、ピンチハンガーの天面や物干し竿に広げて干してもOKです。
スペースがなくてどうしても平干しできないときは、ピンチハンガーに干すのもひとつの手。その場合、脇の下をつまんで干すと比較的型崩れしにくいです。薄手のものなら袖、えりなど、跡が気になりにくそうなところをはさんで。枚数はできるだけ少なくすると、風が当たって乾きやすくなります。
また、コートをハンガーに掛けて干す場合は、型崩れしにくい肩部分に厚みのあるハンガーを選びましょう。
ダウンジャケットは、数日かけてしっかり乾かす
ダウンジャケットや羽毛布団なども自宅で洗濯できますが、乾くまで数日かかります。汚れがひどいものでなければ、夏の気温が高くなる時期まで待ってもOK。1日日陰で干して、室内で1週間くらい干しておけば完全に乾きます。
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