暮らしのQ&A
今すぐできる「汗のにおい」を防ぐ生活習慣とアイテム

2026/08/26
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美容皮膚科医。東京大学大学院医学研究科卒。銀座よしえクリニック・総院長。2003年に開業し、現在は都内を中心に8院を展開。特にエイジング治療は、年間数万人の実績がある。
汗のにおいの原因は、実は「雑菌」
「汗は体温調節の役割を果たしますが、実は汗そのものににおいはありません」 と廣瀬嘉恵先生 。
放置された汗や皮脂を、皮膚表面の常在菌(雑菌)がエサにして分解することで、におい成分が発生。それが特有の「汗のにおい」になるのだといいます。
ポイントは、においに変わる前のケア。ただしゴシゴシ洗いはNG

汗のにおい対策として手軽で有効なのは、「汗をかいたらこまめにふき取る」こと。
「汗がにおいへ変化するまでには約1時間かかるので、その前にタオルやボディシートを使って、肌や衣類に汗を残さないようにしましょう。もちろん入浴も効果がありますが、ゴシゴシ洗ったり、洗浄力が強すぎる石けんを使うのは逆効果。
皮脂が過剰に分泌されたり、肌のバリア機能が低下したりして、においの原因となる常在菌(雑菌)が増えやすくなることがあります。
体を洗うときは石けんをしっかり泡立て、こすらずに洗うのが基本で、入浴後は保湿も忘れずに。特にわきや首、背中など、においが気になりやすい部位こそ、やさしくケアすることが大切です」
水分補給、食事、運動……日常の生活習慣で「におい対策」

汗のにおいは、ちょっとした生活習慣の見直しでも改善できます。
「まずは水分補給をしっかりすること。不足すると汗の濃度が高くなるため、こまめな水分補給を心がけましょう。脂質の多い食事も皮脂増加の原因に。脂の多い肉類や揚げもの、スナック菓子の過剰摂取は控えて、抗酸化作用のある緑黄色野菜や海藻類、発酵食品などを積極的に取り入れましょう」。
また、クーラーのきいた部屋で長時間過ごすなど、汗をかかない習慣もにおいを悪化させる原因になるのだとか。
「普段あまり汗をかかないと汗腺が衰え、濃い汗が出やすくなるため、日頃から汗腺を“使う”ことも予防になります。軽い運動や湯ぶねに浸かる習慣も大切です」
インナーや衣類は、「においが残らないもの」を活用

汗や皮脂をダイレクトに吸収するインナーは、におい対策の重要アイテム。吸汗速乾性のあるものや、抗菌防臭加工付きのものなどを選ぶと安心です。
衣類も同様で、汗を吸いにくくて乾きにくい素材は、雑菌が増えやすくにおいが残りやすいため避けたほうが無難です。また、肌にぴったり張り付くデザインよりも、袖口や襟元、すそにゆとりのある風を通すシルエットのほうが◎。
湿気を外へ逃がしやすいので、蒸れにくくなります。



