暮らしのQ&A
脱・自己流。ラクなのに「こぎれい」が叶う基本の眉メイク

2026/09/26
取材と文・藤田華子 撮影・藤井由依 イラスト・minomi
プライベートサロン「Crystalline(クリスタリン)」主宰。年齢や顔立ちにかかわらず、その人本来の美しさを引き出すメイクを得意とし、美容誌でのメイク監修や連載のほか、TV、イベント出演も多数。著書に『メイクアップアーティストがたどり着いた心、生き方、ときどきメイク(三笠書房)』『45歳からの自分を好きになるメイク(主婦と生活社)』『眉の本(光文社)』など。完全予約制のプライベートメイクセッションでは、一人ひとりの悩みに寄り添った実践的なアドバイスが支持を集めている。
Instagram:@reina.official
なぜか険しく見える?大人が陥りがちな「眉の落とし穴」
「『昔覚えた描き方のまま、ずっとアップデートできていない』『気づけば10年近く同じ眉を描いている』というお悩みをよく耳にします」と話すレイナさん。
特に40〜50代になると、若い頃に毛を抜いてしまって眉尻が生えてこなかったり、加齢とともに全体的に毛が細く薄くなったりと、地眉の状態そのものが変化してくるもの。

ここで多くの方が陥ってしまうのが、「毛が残っている眉頭からいきなり描き始めてしまう」という落とし穴です。
ガイドがないため唯一毛が残っている眉頭を基準にしてしまいがちなのですが、描き始めた場所が一番濃くなるため、キュッと顔の中心が詰まった険しい表情に見えてしまいます。
また、年齢を重ねていくと顔の骨格が横に開いて平面的な印象になりやすく、まぶたのたるみも気になり始めます。まっすぐな平行眉のままだと、お顔の横幅が強調されてのっぺり見えてしまうことも。
大人世代だからこそ、正面と横顔の境界をつくる「眉山の切り返し」を取り入れて、立体感を引き出す描き方へアップデートすることが大切なのです。
ここからは、メイク前の準備として行いたい眉周りのセルフマッサージと、自分の骨格に合う基本の眉毛の書き方を紹介します。
眉を描く前の準備。まずは30秒の「ほぐしマッサージ」
眉を描き始める前に、ぜひ取り入れてほしいのが眉まわりの筋肉をほぐすプチマッサージ。実は、眉のまわりは、パソコンやスマホの長時間の使用、日頃の目の疲れによって想像以上にコリ固まっています。
ここが硬くなっていると、眉の位置が下がりやすくなったり、左右の高さがズレやすくなってしまうのです。
① 親指の腹を眉頭の下の骨のくぼみ(

② 親指と人差し指で眉の上下を挟むようにしっかりつまみ、内側から外側に向かって揉みほぐしていく。

誰でも簡単。自分に合ったヘルシー眉の書き方
大人の眉メイクで目指したいのは、ベタッと張り付いた印象にならず、ふんわりと自生しているかのような自然な毛量感と立体感。
今回は、無印良品のラインナップからレイナさんが「使いやすさと仕上がりの美しさに納得」と太鼓判を押した基本のツールを使い、似合わせ眉を簡単に書く方法を解説してきます。
今回使用したおすすめアイテム

- アイブロー ペンシル&ブラシ 02ナチュラルブラウン:細かな線を一本一本描き足せるペンシルと、スクリューブラシが一本になった便利なアイテム。今回は、ペンシル部分を『アイブロウ用パウダー リフィル 02 ナチュラルブラウン』に取り替えて使用。
- アイブロー用パウダー リフィル 02ナチュラルブラウン:粒子が細かく、一度につきすぎない「絶妙な薄付き感」が特長。ペンシルで描いたあとに重ねることで油分を抑え、1日中落ちない眉へと定着させてくれます。
- 木軸アイブローペンシル01 ダークブラウン:ほどよい太さでスルスル描け、唇に上品なフィット感と彩りを与えてくれる一本。
STEP1:迷いをなくす「3点プロット」でフレームを決める
ガイドラインがない眉を描くときは、最初に目印となる「3つの点」をペンシルで軽く印付けするところからスタート。この点同士を結ぶだけで、自分に一番似合う自然な骨格フレームが完成します。

黒目の内側の延長線上で、眉頭から1cmほど離れた「眉の下ライン」に小さな点をつける。ここがスタート地点。
点B:眉山
黒目の外側の延長線と、白目の終わりの延長線との「ちょうど中間」の高さに点をつける。ここが正面と横顔を分ける折り返し地点。
点C:眉尻
口角と目尻を結んだ線の延長線上で、点A(眉頭の下ライン)と同じ高さか、気持ち少し高めの位置に点をつける。眉頭より下がってしまうと顔全体が垂れて見えてしまうため注意。
STEP2:「下ライン」から繋ぎ、毛並みを1本ずつ描き足す
3つの点(A・B・C)が決まったら、いよいよ色をのせていきます。ここで覚えておきたい鉄則は、「右を描いたら、すぐ左も同じステップで描く」ということ。
「片方だけ完成させてからもう片方を描こうとすると左右差が出やすいため、交互に進めるのがキレイに揃えるコツです」(レイナさん)
① 下側のラインをつなぐ
『木軸アイブローペンシル』を点Aにあて、点Cに向かってトントンと色を置くように下側のラインを真っ直ぐつなぐ。

眉は上側よりも「下側」を少し濃く描くことで、自然な影が生まれて骨格のホリが深く見えるようになります。
② パウダーをのせる
眉山(点B)から眉尻(点C)を繋ぎ、フレームの中の薄い部分にアイブロー用パウダーをふんわりとなじませる。

③ 毛を描き足す
全体に色がのったら、地眉が足りない眉尻や隙間部分に再度ペンシルで書き足す。横にベタッと塗りつぶすのではなく、毛の流れ(眉頭は下から上、中間は斜め上)に沿って、ペンシルを立ててシュッシュッと1本ずつ毛を描き足していく。
STEP3:スクリューブラシで輪郭をぼかして完成
パウダーとペンシルで形を整えたら、最後はスクリューブラシを使ったひと手間。力を入れず、毛流れに沿って眉全体を内側から外側へとなでるように滑らせる。


眉毛は「顔の生命力のバロメーター」とも言われています。形や描き方を少しアップデートするだけで、顔全体の余白が引き締まり、パッと明るくハッピーなオーラが漂い始めます。最初は「3つの点」を打つコツは、一度慣れれば簡単にできるように。楽しみながら試してみてくださいね。明日の朝の鏡に向かう時間が、きっと少しワクワクするものに変わるはず。
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