暮らしのQ&A
夏が終わったらやっておきたい、冷蔵庫掃除のポイント

2026/10/15
夏の汚れを一掃して、冷蔵庫が使いやすくなる掃除のポイントを、掃除・家事のスペシャリスト 藤原千秋さんに教えていただきました。
撮影/片岡祥 取材・文/草野舞友
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大手住宅メーカーで営業職を経て、独立。主に掃除や家事、住宅に関する記事執筆を専門とする、ライター・アドバイザー&コラムニストとして活動中。監修本に『きほんから新発想まで 家事ずかん750』(朝日新聞出版)などがある。私生活では、三女の母。
冷蔵庫掃除は、食材が傷みにくい涼しい時期に
冷蔵庫は食品を保存しておく場所だからこそ、定期的な掃除が欠かせません。「年に2回くらいは食品を出して、庫内をしっかり掃除しておきたいですね」と話す藤原千秋さん。
「期限切れの食品や食品くず、液だれなどを放置しておくと、雑菌の繁殖やにおいの原因になります。気温が高い時期は食品が傷みやすいので、涼しくなってからが冷蔵庫掃除のベストシーズン。夏の間にたまった食材や調味料を見直して庫内を整理すれば、使い勝手もよくなります。食材が増える年末前に済ませておくと、大掃除の負担が減る点もメリットのひとつです」
庫内の食材を見直すところからスタート

冷蔵庫に詰め込みすぎると効率よく冷気がいき渡らず、食材の足が早くなります。奥に入り込んでしまえば食材ロスにつながるため、「7割収納」が理想的。そのためにも、定期的な見直しが必要です。
「賞味期限が切れているもの、傷んでいるものがないかをチェックしましょう。使いかけの調味料やドレッシング、ジャム、漬物類など、『いつ開封したか分からないもの』『今後使う予定がないもの』も見直しを。夏向けの食材も、来年に持ち越せないものは処分することを検討しましょう」
冷蔵庫に余っている夏向け食材の例
□ストレートタイプのめんつゆ
□冷やし中華のたれ
□かき氷のシロップ
□希釈タイプの飲料
□焼き肉のたれやスパイス
□アイス類
細菌が多い「野菜室」から掃除を

冷蔵庫の中で特に細菌の数が多いのは、「野菜室」なのだといいます。
「ほとんどの野菜は土で育ちますが、その土こそ、細菌のかたまり。
葉が落ちたり、液がたれたりすることも多いうえに、野菜室は設定温度が高いので、放っておくと細菌の宝庫になりかねません」
こまめに拭き掃除をしていれば、安心できるように思えますが、水拭きだけだと、細菌が700倍近くに増える場合があるのだとか。
「水拭きだけでなく、市販のエタノールをキッチンペーパーなどにしみ込ませたもので拭いたり、除菌効果のあるシートを使うのが効果的。界面活性剤は細菌のエサになることがあるので、避けたほうが無難です。
買い物前などの野菜が少なくなるタイミングで、拭く習慣をつけるとよいでしょう。大掃除の際は外せるパーツを外して丸洗いし、しっかり乾かすことがポイントです」
野菜室の掃除法
1.野菜を出す
野菜室の中身をすべて出し、かごやレジ袋に入れる。
2.パーツを洗う

パーツを外し、食器用洗剤で隅々まで洗って、しっかり流す。
使用するスポンジは、新しいきれいなものを使うこと。シンクに入らない大きさのものは浴室で洗い、シャワーのお湯で洗い流すとラク。
3.乾かす
清潔なクロスやタオルで拭き、上向きに置いて乾かす。プラスチック製のものは乾きやすいので、目安は30分程度。しっかり乾いたらそのまま戻して(除菌などは特に必要なし)、野菜を入れる。
冷凍室・冷蔵室も、パーツを水洗いする

冷凍室や冷蔵室も、基本的な掃除法は野菜室と同様。食材を出して、ドアポケットやトレーなど、外せるパーツは丸洗いします。
「冷凍の食材や傷みやすいものは、保冷バッグやクーラーボックスに入れておくと安心です。
冷凍室には意外と髪の毛やホコリが入り込んでいたり、油汚れや氷が付着していることがあるので、外したパーツは、浴室で洗うのがおすすめ。凍っている箇所もシャワーのお湯でさっと溶かして洗い流せるので、手間がかかりません。
食材が傷んでしまうのが心配な場合は、エタノールや除菌シート、で拭くだけでもよいですよ」
庫内の拭き掃除は、エタノールやキッチン掃除用のスプレー洗剤、薄めた食器用洗剤などを使用。キッチンペーパーなら、使いきりにでき、衛生的です。
隙間の汚れには、隙間掃除用のブラシや綿棒などの活用を。
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