暮らしのQ&A
秋から冬への「洗濯物が乾かない問題」を解消するアイデア

2026/10/14
そんな悩みを解消する「秋から冬にかけて、洗濯物を上手に乾かすコツ」を、掃除・家事のスペシャリスト 藤原千秋さん に教えていただきました。
取材・文/草野舞友
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大手住宅メーカーで営業職を経て、独立。主に掃除や家事、住宅に関する記事執筆を専門とする、ライター・アドバイザー&コラムニストとして活動中。監修本に『きほんから新発想まで 家事ずかん750』(朝日新聞出版)などがある。私生活では、三女の母。
乾きにくい季節こそ、洗濯回数を増やす

「気温が下がると飽和水蒸気量(空気が含める水蒸気の量)が減るため、洗濯物の水分が蒸発しにくくなります。そのため乾燥していても乾きにくく、夏場のように短時間でカラッと乾くことが難しくなるんです」と話す藤原千秋さん。
乾きにくい季節は洗濯物をため込んでしまいがちですが、そんな時期こそ「こまめに洗う」ことが大切だといいます。
「生乾き臭を防ぎ、早く乾かすには、『間隔をあけて、風が当たるように干す』ことがポイントです。そのため、ふだんは二日に一回洗濯機を回す人なら一日に一回、一日に一回の人なら朝と夜の二回というぐあいに洗濯の回数を増やし、スペースに余裕を持って干すことが重要です。
また、洗濯物はため込むと菌が繁殖しやすくなります。汗などで湿っているとなおさらなので、早めに洗って早めに乾かすことが、臭いを断つポイント。シワが気にならないものであれば、脱水時間を長くすることも、早く乾かすコツです」
「風が当たる干しかた」を意識する

洗濯物同士が重なっていたり密集していたりすると、風が通らず、乾くまでに時間がかかります。
干すときは、洗濯物をできるだけ平たく広げ、風が当たる面積を増やすことが重要なのだとか。
「ピンチハンガーで干すときは、拳ひとつ分の隙間ができるくらい間隔をあけ、洗濯物が重ならないように心がけましょう。中央に短いもの、外側に長いものを干してアーチ状にすると、風が当たりやすく整います。
また、トップスを干すときは裾の部分をピンチで留めて逆さにし、バンザイをした状態にすると脇まで風が通ります。この方法なら、フード付きでも首回りまで乾きやすくなっておすすめ。ズボンも同様で、裾を留めて筒状になるように干すと良いですよ」
乾きにくいタオルも二つ折りにせず、広げたり、中央部分をピンチで留め、アーチ状にして干すと乾きが早くなるとのこと。
バスタオル用のハンガーなど、広げて干すための道具を取り入れることも、乾きやすさをもたらします。
「ポケットがあれば外側に出し、丸まっているものは広げ、ボタンがあれば外す。衣類の重なり部分をなくすことも、生乾きを避けるポイントです」
部屋干しは、“送風”で生乾き臭を予防

部屋干しにするか外干しにするか迷ったとき、判断基準はあるのでしょうか。
「日差しと風がある程度あって、湿度が60%未満であれば、外に干してもよいでしょう。ただし天候が不安定な時期だったり、長時間の外出予定があるときなどは、部屋に干した方が安心ですね」と藤原さん。
部屋干しで気になること、といえば“生乾き臭”ですが、防ぐには送風が欠かせないといいます。
「洗濯物が濡れたままの状態が長時間続くと菌が増殖し、生乾き臭の原因になります。予防するには、できるだけ短時間で乾かすことが重要で、そのときカギになるのが『風の流れ』。
サーキュレーターや扇風機、エアコンを使って、洗濯物に直接送を当てましょう。干す際は外干しと同様、なるべく大きく間隔をあけるのがポイント。室内干し用のラックなどを活用するのもおすすめです」
ピンチハンガーを使う場合は、乾きにくい長さのあるものを中央に干し、その真下にサーキュレーターを置いて、下から上に風を当てるとスムーズ。
首振り機能は使わず、洗濯物に向けて集中的に送風すると、乾きやすくなります。
乾きにくい衣類やタオルは避ける

洗濯物が乾きにくい天候不良の日は、「乾きにくい衣類やタオルの使用を避ける」ことも大切です。
「あえて厚手のデニムやコットン系の衣類、パーカーなどは着用せず、速乾性のあるものを着れば『乾かないストレス』が回避できます。直接肌に触れない衣類なら、都度洗濯する必要はないので、インナーに羽織をプラスした着こなしに変えていくのも、良い対策です。
バスタオルも、厚手で大きめのものは避けて、ガーゼなど乾きやすい素材にしたり、代わりに薄手のフェイスタオルを二枚使うなどの工夫を取り入れると良いですね」
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