ゆらぎに寄り添う。養生日和
乾燥に備える。今からはじめたい秋支度

2026/08/28
取材と文・高浦彩加 撮影・藤井由依
良品計画 食品部商品開発 お茶担当。総合商社に新卒入社し、過労とストレスで身体を壊したのを機に漢方と出合い、体系的に学ぶため、薬学部に再入学。生薬研究室で薬草を栽培しながら研究に励み、漢方や薬草をもっと世の中に広めたいという思いから、現職に至る。
秋の食材を先取りして、体をうるおす
まだ真夏の暑さは残りますが、暦の上では8月7日の立秋から、徐々に秋へと移り変わっていく時季。高温多湿の夏から、空気が乾燥していく秋に向けて早めに準備することが、快適に秋へとシフトする養生のポイントです。
「夏の熱が残っている状態で秋に突入してしまうと、乾燥の影響を受けやすくなります」と話すのは、漢方生薬ソムリエの織田枝里子さん。
「まずはちゃんと熱を取り、体をうるおす。食養生としては、秋の食材を先取りしましょう。特におすすめなのが、大根や長ねぎ、かぶ、れんこん、長芋、白きくらげ、梨、豆腐といった白い食材。

秋は東洋医学で考える体の5つの機能=五臓(『肝』『心』『脾』『肺』『腎』)のうち、呼吸や水分代謝、免疫力、皮膚のうるおいなどに関連する、『肺』の機能が低下しやすい季節で、白い食材は『肺』の機能を補うことができるんです」
スーパーで手に入りやすい食材が多いので、意識的に日々の食卓に取り入れてみましょう。
肌の手入れもアイテムの見直しを
体のうるおいを守るためには、食事だけでなく肌のケアも秋に向けて少しずつ調整を。
「夏にたくさん汗をかいたことにより肌は乾燥状態になっています。まだ暑い日が続き、ボディクリームやオイルはべたつきが気になるという人も多いと思うので、ミスト状の化粧水などを使い、日差しを浴びた腕や足などをケアしましょう。

また、顔のスキンケアアイテムも見直しを。
「夏はさっぱりとした使用感のものを選んでいた人は、よりしっとりとしたテクスチャーのものへ切り替えたり、保湿力の高いアイテムをプラスするのがおすすめです」
食事で体の内側のうるおいを補い、外側は保湿ケアで乾燥を防ぐ。体調が乱れやすい季節の変わり目のゆらぎを無理なく整える、ちょっとした心がけを日常に。

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