“過剰な汗”は水分代謝の乱れかも。猛暑に向けて知っておきたい食養生

無印良品のソルティドリンク梅

おたより/ゆらぎに寄り添う。養生日和

2026/07/07

季節の移ろいや、年齢を重ねる中で、日々変わりゆく心と体。そんな誰もに訪れる“ゆらぎ”に耳を傾け、健康をサポートし、“感じ良い”暮らしへと導く養生の知恵を、無印良品からお届けします。今回は、夏ならではの水分代謝の乱れを整える食養生について、薬剤師で漢方生薬ソムリエの織田枝里子さんに教えてもらいました。
取材と文・高浦彩加 撮影・藤井由依
織田枝里子
織田枝里子(薬剤師・漢方生薬ソムリエ)
良品計画 食品部商品開発 お茶担当。総合商社に新卒入社し、過労とストレスで身体を壊したのを機に漢方と出合い、体系的に学ぶため、薬学部に再入学。生薬研究室で薬草を栽培しながら研究に励み、漢方や薬草をもっと世の中に広めたいという思いから、現職に至る。

尿量が減っていたら、要注意

本格的に気温が上がり始める7月。適切に汗をかくことは体温調整に重要な一方、「東洋医学において、“多すぎる”汗は本来体内に留まるべき水分が漏れ出たものと捉えられています」と話すのは、漢方生薬ソムリエの織田枝里子さん。

「汗はたくさん出るのに、尿の量が減少している場合は、体の水分代謝が乱れている証拠

ミネラルまで一緒に体外に流れ出てしまう汗と違い、尿は何重にもフィルターを通してから排泄するため、ミネラルをより多く体内に留めることができ、効率良く水分や、一緒に余分な熱を外へ出すことができるんですよ」

尿の量が少ない状態が続くと、水分のめぐりが滞り、熱ごもりやむくみ、だるさにつながります。また、大量の汗でミネラルまで一緒に失ってしまうと、体力を消耗してしまい夏バテの一因になることも。

水分補給の仕方を見直して体をしっかりと潤しつつ、水分排出を助ける食材を積極的にとり入れて、水の循環を整えましょう。

水を補い、巡らせる、熱をためない食養生

無印良品の水に溶かすソルティ南高梅

夏の水分補給にとり入れる人が多いスポーツドリンクをはじめとした清涼飲料水。

「運動時など大量に汗をかいたときはナトリウムなどのミネラルも失われているため、水分とミネラルを一緒に補えるドリンクが◎。ただ、日常的な水分補給には、糖質のとりすぎを防ぐため、味が濃すぎないものを選ぶのがおすすめです。

粉末を自分で薄めてドリンクをつくるタイプはシーンに応じて、濃度を調整できるので使いやすいアイテムですよ」

水分をしっかり補いながら、プラスしたいのが、水分代謝を助ける食材

「スイカやメロン、梨は、体を冷やしつつ、余分な水分を排出する性質を持ちます。ほかにも、手軽に食べられるバナナもカリウムを豊富に含み、余分なナトリウムと水分を尿として排出する作用をサポートするので、暑い季節のおやつ代わりにこれらの果物をとり入れてみてください」

ほかには、夏が旬の冬瓜やとうもろこし、東洋医学には欠かせない健康食材である豆類も◎。

「手軽に取り入れやすいのが、小豆茶、黒豆茶、とうもろこし茶などのお茶です。

料理では、胃腸をあたためる冬瓜のスープや、緑豆もやしを使ったナムルやおひたし、大豆やレンズ豆を使ったカレーがおすすめ。スパイスは熱を散らす効果も期待できます」

素材を生かしたベジタブルカレー ダール

年々、暑い期間がながくなっているからこそ、上手に体の熱を逃がすための養生法はくらしに欠かせません。自分に合った方法を見つけて、蒸し暑い日々を少しでも快適に。

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