シンクは泡のまま放置、浴室は低い位置を念入りに。 水回りのカビ対策

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おたより/上手な買い物のヒント

2025/06/10

定期的に掃除をしていても、どうしても発生してしまう水回りのカビ……。湿度が高い時期になるとカビの発生率はより高まるので、対策が必要です。なるべく簡単にカビを予防する方法とは? 掃除や家事のスペシャリストとして活躍する藤原千秋さんにうかがいました。(取材・文/草野舞友)

【お話を聞いた人】
藤原千秋さん
大手住宅メーカーで営業職を経て、独立。主に掃除や家事、住宅に関する記事執筆を専門とする、ライター・アドバイザー&コラムニストとして活動中。監修本に『きほんから新発想まで 家事ずかん750』(朝日新聞出版)などがある。私生活では、三女の母。
   

キッチンのシンクは
「泡のまま放置」でカビ予防に

 
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湿気が多く食べものの汚れがつきやすいキッチンのシンクは、絶好のカビの温床。夕食の食器洗い後、食べかすや汚れを落として水分を拭き取り、しっかり乾燥させることが重要です。とはいえ、シンクの水気を毎日完璧に拭き取るのはなかなか難しいもの。そこで藤原さんがおすすめするのが、食器洗い後、洗剤が付いたスポンジでシンクを洗い、水で流さずに放置する方法です。すすぐ+拭く手間もなく、泡と一緒に汚れが落ちて乾くため、毎日簡単にカビ予防ができます。また、市販の「撥水スプレー」を使用して、シンクに水滴を残しにくくする方法も効果的。洗面所のシンクも同様の方法で予防できます。

▶ウレタンフォーム三層スポンジ 3個入
▶食器用洗剤
 

バスルームは換気を徹底。
注意したいのは浴室の「低い位置」

 
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高温多湿で、水垢やシャンプー・石鹸の泡、皮脂といった「栄養」が豊富なバスルームは、カビにとって最高の環境。特に湿気が大敵なので、単純なことですが、しっかり「換気」をすることが1番のカビ予防策になります。バスルームの換気扇(24時間換気扇)は常に運転させ、湿度を下げることを徹底しましょう。また、バスルーム内では主に腰よりも低い部分に泡や水垢が飛び散るため、重点的に掃除を。特に床や壁のコーナー部分や扉のパッキン、浴槽の下側は特にカビが生えやすいので、定期的に洗剤をつけてこすり洗いをするのが〇。入浴後はシャワーのお湯で泡などの汚れを洗い流し、スキージーやセルロースシートでさっと水切りするのもカビ予防になります。

▶ヘッドが付け替えられる スキージー
▶素早く吸水する 植物由来のセルロースシート 3枚組
 

日頃の掃除はシートタイプがラク。
カビが生えた場合は正しい処置を

 
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日頃の水回り掃除におすすめなのが、「水回りの汚れ用 掃除シート」。研磨剤不使用のザラザラしたシートで、洗剤なしで水垢をすっきり落とせます。スポンジでは洗いにくい細部の掃除がしやすく、使い切りタイプで衛生的な点もおすすめです。
万が一カビが生えてしまった場合は、いきなりこすり洗いをするのはNG。市販の次亜塩素酸ナトリウムが主成分のカビ取り剤を直接スプレーし(水で濡らす必要はなし)、10分くらい置いてからよくシャワーで洗い流します。天井など高い位置に生えてしまった際は、安全性の高い消毒用エタノールを利用します(次亜塩素酸ナトリウムが目に入ると危険なので、使わないこと)。キッチンペーパーや古布に塗布し、カビを拭き取ります。一度使ったペーパーはすぐに捨て、再利用しないようにしましょう。

※消毒用エタノールは素材を変色させることがあるため、使用上のご注意をご確認のうえ、お使いください。
※カビ取り剤をご使用の際は直接皮膚につかないよう気をつけ、必ず使用上のご注意をご確認のうえお使いください。

▶水回りの汚れ用 掃除シート
 

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