ベタベタ床がすっきり&ひんやりする 夏のフローリング掃除

2025-07-05-01

おたより/上手な買い物のヒント

2025/07/09

部屋を素足で歩く時期になると、気になるのはフローリングのベタベタ感。なんとも不快ですが、効果的な掃除方法とは? 掃除や家事のスペシャリストとして活躍する藤原千秋さんに教えてもらいました。(取材・文/草野舞友)

【お話を聞いた人】
藤原千秋さん
大手住宅メーカーで営業職を経て、独立。主に掃除や家事、住宅に関する記事執筆を専門とする、ライター・アドバイザー&コラムニストとして活動中。監修本に『きほんから新発想まで 家事ずかん750』(朝日新聞出版)などがある。私生活では、三女の母。

   

ベタベタ床の不快感は
ルームサンダルで解消

 
2025-07-05-02

夏になると、「床のベタつきが気になる」という人も多いでしょう。その主な原因は、足裏の皮脂や汗の付着。夏は両足で、1日コップ1杯分もの汗をかくといわれているので、素足で過ごしていれば汚れや細菌はどんどん広がり、その上にホコリがたまるとベタベタ感はより強まります。こまめに拭き掃除をして、汚れをためないようにしましょう。また、ルームサンダルを利用するのもおすすめ。通気性がよく洗えるものを選ぶと、より快適に過ごせます。

▶ルームサンダル・鼻緒
 

ウエットシートなら手軽で、
すっきり爽快

 
2025-07-05-03

フローリングは基本的に水気を嫌うため、普段の掃除は「空拭き」が無難です。ただし足裏の皮脂やキッチンの油汚れ、食べこぼしなどのベタベタ汚れは、空拭きでは対処できないので「水拭き」を。マイクロファイバーのモップや、市販のフローリング用ウエットシートを利用するのがおすすめです。ワイパーに取り付けるタイプだと、気になったときに気軽に掃除ができて〇。
また、夏は床に熱がこもるので、水拭きするといわゆる「打ち水効果」でひんやりします。実際にやってみると気持ちの良さが体感できるので、夏は水拭きの回数を増やしてみてください。ウエットシートを冷蔵室で冷やしておくとよりひんやりします。

▶フローリングワイパー用ウェットシート
▶マイクロファイバークロス
▶マイクロファイバー フローリングワイパー用モップ/水拭き

▶ヘッドが付け替えられる フローリングワイパー
▶ヘッドが付け替えられる 伸縮ポール
 

頑固なベタベタには
食器用洗剤をプラス

 
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水拭きでは落ちないようなダイニングの食べこぼしやキッチンの油汚れには、ウエットシートに食器用洗剤をプラスしましょう。ただし量が多いとかえってベタベタしたり床が滑りやすくなるので、1滴程度で十分。ペットや赤ちゃんがいるご家庭は、界面活性剤を含まない重曹スプレーなどを使うと安心です。
また、シールのベタベタや頑固な油汚れは、水を含んだメラミンスポンジで軽くこすってみると落ちる場合も。ただし床の種類によっては細かい傷がつくことがあるので、目立たない場所で試してから使うと安心です。

▶食器用洗剤


 

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