イオンモール大和郡山

【イオンモール大和郡山】大和郡山散歩 vol,1

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2022/07/30

こんにちは。
今回から『大和郡山散歩』というシリーズで大和郡山の魅力を探してご紹介していきたいと思います。
 
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第1回は近鉄郡山駅からすぐの近鉄郡山駅前商店街を抜けた先、やなぎまち商店街、金魚ストリートにある小谷商店(コタニショウテン) さんに伺いました。

明治25年創業の老舗の雑穀屋さん
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外には金魚ストリートらしく金魚の水槽が置いてあります。
きんぎょ
店内は色々な豆やこだわりのきな粉、粉類が並んでいます。

壁やそこかしこに以前使われていた木板の看板や道具、写真が飾られていて創業からの歴史を感じることが出来ます。
うす
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餅粉や米の粉やはったい粉などの粉類も豊富に取り扱われているのですが、中でもはったい粉は大和郡山の金魚の歴史とも深い関わりがあったということでおすすめされているそう。

というのも、昔は金魚の餌としてはったい粉を使用していたとのことで、「金魚の町」として全国的に有名な大和郡山とは切っても切れない縁があるようです。
はったい粉ははだか麦の粉のことです。
はったいこ

私も好きでよくお湯とお砂糖と混ぜてそのままおやつとしていただいています。香ばしくて美味しい粉です。


栄養価の高いはったい粉はお医者さんにも脚気予防として奨励されていたそうで、おかゆさんに混ぜたり柿の中に入れて干したりし、すあまにして食べたりしていたそうです。
昔はとてもポピュラーな食材で駄菓子屋さんにも売っていたそう。今もあるのでしょうか?

柿に入れて干したりするのは柿の名産地、奈良らしさを感じる部分でもありますね。




 
きなこ






小谷商店さんはきな粉の種類が豊富です。
きなこ種類

量販店で販売されているきな粉はあまり大豆の皮を剥かないらしいのですが、小谷商店さんのきな粉は大豆を炒って皮を剥いてからすっているそう。

そうすることによって粒子の細かい、きれいな色のきな粉が出来上がるということでした。確かに、サラサラの粒子の細かい鮮やかな色のきな粉で食べてみると舌触りも良く、豆本来の旨みを強く感じました。
青豆
青大豆を使用した青豆のきな粉も特徴的です。
青色は光に弱い為アルミの袋に入れて販売されていました。





 
くろまめ





奈良県宇陀市とコラボレーションをして販売しているのが黒豆。
黒豆と言えば丹波篠山の黒豆が有名でパッと頭に浮かんできますよね。でも、宇陀市で栽培されている丹波黒豆も注目です。

丹波黒豆というのは種の名称で丹波で作られているから丹波黒豆というわけではないとのこと。


肥沃な土壌で標高差もあるので、朝晩寒暖差が大きい宇陀では豆本来の甘みがある、美味しい大きな黒豆が育つとのことでした。


その黒豆を使用して作られているのがオリジナルの豆菓子

「黒豆きなこ丸」
黒豆きなこ丸


2Lサイズの黒豆に、寒梅粉(もち米を蒸して乾燥させ粉状にしたもの)をコーティングし黒糖や黒豆きなこをまぶした豆菓子


口に入れた瞬間に香ばしい黒豆きな粉の香りが広がって、噛むとサクサクカリカリと歯ごたえも良く、中の黒豆の大きさと味の濃さに驚く一品です。
同じようなきな粉のコーティングされた豆菓子は色々なメーカーで販売されていたりもするので、私も好きでよく頂くのですが、この黒豆きなこ丸は今まで食べたことのない豆の大きさと香ばしさを感じさせてくれました。
 
店内

今の季節に丁度良い、三輪そうめんや寒天なども販売されていました。




是非一度足を運びじっくり店内の雰囲気を感じて頂きたいお店です。
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今回お話しをお聞きして、奈良県はお雑煮のお餅をきな粉に付けて食べる文化があるぐらいきな粉や豆と古くから繋がりがあるのにはこういった美味しい豆の存在の背景があるからなんだと初めて知ることができました。
大和朝廷時代からの文化らしいです。すごいですよね。流石の奈良。歴史があります。




次はどこに伺いましょうか…次回もお楽しみに!!

無印良品 イオンモール大和郡山