みなさん、おはようござます。
無印良品 イオンモール旭川西です。
9月1日は「防災の日」です。
今日は防災と備蓄について、防災備蓄収納の専門家である「澤田 香さん」にお話をお伺いします。
旭川で唯一「防災備蓄収納1級プランナー」の資格をお持ちの澤田 香さん。
今まで道内各地の企業や学校で講演会などを開き、その重要性を伝えてこられました。
旭川で多くの方々が日々の暮らしを心豊かに過ごせるように、防災・備蓄・収納を提案していらっしゃいます。
無印良品では、「わたしの備え。いつものもしも」として普段から7日間の備蓄をおススメしていますが、『どうして備蓄は7日間必要なのか』を、澤田さんのお話といっしょに考えていきたいと思います。
以下、澤田さんのお話です。
—2018年9月6日北海道胆振東部地震
11月、現地に足を運びましたが、震源地付近はまだ今でも大きな爪跡が残されたままです。
まだまだ余震が起こる中、お店やコンビニに行くことはとても危険な事です。
「いざと言う時の為に、常に備える」と心掛ける事が、日々の生活を安心して過ごす鍵となります。
旭川でも長くて3日間停電が続いた所がありました。
その他の市でも、復旧までに7日間以上の時間が掛かった地域もあります。
そのために、普段からもしもの時についての備えが必要であると澤田さんはおっしゃいます。
無印良品では、「7日間を生き延びよう」といつものもしもの備えについて書かれているリーフレットをお渡ししています。
この中で震災直後2~3日は、冷蔵庫の中をはじめ、買い置きしている食材を工夫して食べること。
次の3日間は、ストックしている食材でまかなうこと。
残りの1日は、乾物や発酵食品などの保存食やインスタントヌードル、フリーズドライ食品、チョコレートなどで乗り切ることを図解で説明しています。
旭川のような自然災害が少ない土地では、本当に危機感が少ない為、いざ災害が起こった時はパニックになりかねません。
北海道胆振東部地震の時、ブラックアウト(大規模停電)を全道民が初めて体験しました。
皆さんのご家庭では何日目に電気などのライフラインが復旧したでしょうか?
イオンモール旭川西店も停電のため店内は真っ暗、レジも動かすことができないため、営業ができなくなりました。
2日半後の開店時には、手回しラジオや懐中電灯を求めに沢山のお客様がご来店されました。
もし、一週間コンビニエンスストアやスーパーに行くことが出来なかったら・・・
そう考えると家庭用の備蓄をする時は、最低でも7日間分の食料を用意する必要がありそうです。
このことを考えながら今回、私も<
ポリプロピレン頑丈収納ボックス・大>に必要なものを詰めてみました。
これで一人分です。
~用意したもの~
カセットコンロ・カセットボンベ・懐中電灯・手回しラジオ・スリッパ・タオル・着替え上下・下着・靴下・シャンプー・リンス・フィルム石けん・フィルム歯磨き・携帯用ハンドソープ・合羽・湯たんぽ・ガムテープ
これだけで頑丈収納ボックスがいっぱいになってしまいました。
北海道の冬は厳しいですから、もし、そんな時に災害が発生したとしたら・・・と考え、湯たんぽなども用意してみました。
ガスコンロと雪があれば、お湯は確保できそうです。
「備え」について考えますと、新聞紙や軍手などまだ足りないものがあります。
実際に用意してみないと、どれだけの量になるのかわからないですね・・・・。
別に食料品はリュックに用意しようかと・・・
Q.澤田さん、食料品はどこに置いておくのが良いのですか?
A.備蓄収納の場合は、分散させる収納をご提案しています。
全部同じ部屋に置いておくと、いざと言うときにその部屋にたどり着けないかもしれない。
それでは意味がなくなってしいますから。
以前は「玄関」にという考え方もありましたが、必ずしも玄関から出られるとは限らないので、普段どこの部屋で過ごすことが多いかを考えて、収納場所を考えると良いと思います。
澤田さんありがとうございました。
このおたよりが、「もしも」の時について考えるきっかけになれば良いな、と感じます。
無印良品 イオンモール旭川西