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【イオンモールKYOTO】ばらの収穫祭へ行ってきました |Around KYOTO

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2019/07/13

いつもワークショップでお世話になっているローズファームケイジさんの農園で行われる収穫祭にお伺いしてきました。

滋賀県守山市にある約1,500坪の農園では、現在63品種ものバラが育てられているそうです。

今回、私たちもバラの収穫を体験させていただきました。

この路地に咲いているのは「オールドローズ」という種類の食べることのできるバラ。バラの原種に最も近いと言われています。

農園の一部で、以前から無肥料無農薬でバラを育てているところがあるというお話を聞いていたのですがこの場所だったんですね。

今回はこのオールドローズの、今朝咲いたばかりの色の濃い花びらを摘んでいきます。

時間がたつにつれて、花びらの色がほのかに淡くなっていくそうです。

無農薬というだけあって、バラだけではなく西洋タンポポやアザミやレンゲ、シロツメクサやカラスノエンドウなどいろんな種類の植物が生い茂っていてなかなかバラの花に手が届きません。

バラの棘にはじゅうぶん気を付けて、濃い色のの花びらを探して繁みの中を歩きます。

同じバラでも収穫の季節が異なると色も味も違ってくるんだとか。
摘んだばかりの花びらはとても柔らかくてふうわりと甘い香りがしました。

バラの花びらには85%もの割合で水分が含まれているんだそうです。
人間の体もほとんどが水でできていると言われていますがそれでも割合は約70%ほど。

収穫した花びらは、バラの細胞から抽出された水分だけで作られるローズウォーターなどになります。

ハウスに移動してからは、育種家・國枝啓司さんから38年前から始めた品種改良のお話を聞きました。

春に交配し、秋にできた種からは最初は2~3センチの小さな花しか咲かなかったそうです。
売れるような花になるまでには25年もかかったそうですよ。

國枝健一さんが香りの異なるわばらを一輪一輪切って手渡してくれます。

やさしいグラデーションの花の色。そしてその繊細な姿からあふれだすそれぞれの香りを確かめました。ミルクティーの香り、柑橘系の香り、フルーティーな香り。その香りの意外性に歓声があがりました。

自然の環境だとこんなにもたくましく、右へ左へと枝を自由に伸ばして花を咲かせるわばらたち。

普段できない花びらの収穫という作業を体験させていただいたことで、野に咲くバラのように限りなく自然に近い環境で育てられ、本来の姿をとても大切にしたわばらの魅力をあらためて再確認できた一日となりました。

今後もローズファームケイジさんから身近に花のある感じ良いくらしを伝えていただくイベントを企画しておりますので、おたのしみに。

 

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